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2017/12/28

 

教育方法論の講義の中で、書道(高校生対象)の模擬授業を実践してもらいました。教材開発アプローチをベースに、書道への興味関心を持ってもらう授業です。

 

授業は字体の歴史や違いを扱いつつ、草書体を事例に「安定」という文字を書く実践。私も書かせてもらいましたが、もう少し研鑽が必要でした。30分の授業後は20から30分程度の議論。「興味関心と教育内容の関係」、「教育内容と実社会の関係」をどのように考えるかが議論の中心でした。議論も白熱し、私も大変勉強になりました。


2017/12/27

 

現在、集中講義で京都にある花園大学に来ております。担当は教育方法論。

 

国語、書道、日本史、幼保、社福などさまざまな領域がおりますが、各自授業を考え、写真のような冊子を作ります。今年も出来上がって来ました。

 

非常勤の私にも関わらず学生が本気で向き合ってくれ、こちらも気合いが入ります。引き続き、学生のデザインから学びたいと思います。


2018/12/23

 

先日は、卒業生と忘年会。写真の渡邉君(岐阜県内で小学校教員)、小栗君(他大学の大学院生)と会うことが出来ました。

 

小栗君とは、主権者教育系の仕事でよく会いますが、渡邉君とは夏のゼミ研究会以来。毎日大変な日々を送りつつ、刺激的な毎日を過ごしていました。みなさん、大変な中頑張っていますね。息抜きに大学へ戻ってきてください。また会いましょう!(写真を撮り忘れたので、卒論発表会の写真を掲載しています)


2017年12月19日

 

12月17日の中日新聞に以下の記事が掲載されました。

 

「考える社会科」へ転換

 

東長良中学校の古田先生の授業が掲載されております。経済を事例とした対話を用いた「考える」社会科授業です。また、このような社会科がフォーカスされている理由についても、書かせて頂きました。

 

またご関心のある方は是非お読み頂けましたら幸いです。


2017/12/17

 

先日は会議2件。一つはレコード会社の方とのミーティングでした。

 

この方は、現在とても大きなプロジェクトを3件抱えておられ、その内一つは今後の業界の仕事のあり方をも変革する可能性がある萌芽性が高いもの。手探りながら、新規的かつ膨大な仕事へ非常に前向きかつアグレッシブに挑んでおられました。現状維持は後退。いつも刺激をいただける方ですが、今回も大きな刺激を感じつつ、今後の活力を頂けたミーティングでした。

築地で新鮮な海鮮もいただきつつ、鋭気も養うことができました。


2017/12/14

 

岐阜高校での実践が13日の新聞に掲載されました。

 

朝日新聞 「岐高生と岐大生改憲議論」

中日新聞 「岐阜高で模擬国民投票 憲法巡り熱く議論」

岐阜新聞「憲法9条改正、賛否問う」

 

本授業の目的は政治を考えること。

投票ではありません。各紙、その趣旨を掴んだ書き方をして下さっています。またご関心のある方はお読み頂けましたら幸いです。

 



2017/12/13

 

本日は卒業生が訪ねてきてくれました。午前中は昨年度卒業し、現在他大学の大学院へ進学した小栗君。彼が取り組んでいる主権者教育プロジェクトの話しを聞きながら、修論の進捗を含めて色々な話が出来ました。

 

夜は2年前卒業し現在小学校教員の林君と本学大学院M2の加藤君と共に焼肉へ。忙しい日常の中で研究実践を行う難しさ、学級経営の取り組み、最近実践した授業の話を聞きつつ今後のコラボレーションの相談へ。

 

卒業生と話をすると、その当時のゼミを思い出すことが出来ます。最近ちょっと疲れていたのですが、卒業生が頑張っている姿を見て、私も大きなエネルギーをもらいました。彼らに負けぬ様、私も頑張りたいと思います。

本当に楽しい時間をありがとうございました。またいつでも遊びに来てください!


2017/12/12

 

本日は岐阜高校で授業を行いました。テーマは「憲法改正に関する模擬国民投票」。岐阜高校の三浦先生とのコラボレーションの下、社会科教育講座の学生が実践致しました。

 

授業は、教育無償化、同性婚、新しい人権を憲法の条文と照らし合わせて分析。分析の方法を獲得した後、テーマは憲法改正へ。大学生が架空の政党(複数)の党首となり答弁、党首討論を行い、高校生との公開討論会。最後は憲法改正を問う模擬国民投票を行いました。

 

公開討論会では、高校生から数多くの質問(視点や観点も多様でした)があがり、時間が全く足りない状況となりました。社会的な関心はもちろんですが、彼らの関心も高いテーマで、学びへのモチベーションが大きく喚起されていることがわかりました。三浦先生、学生の皆さん、お疲れ様でした!


2017/12/11

 

先日は「こんな自転車欲しかってん!コンテスト」表彰式@シマノ・サイクル開発センターでした。

 

社会問題を発見・分析するコンテスト。今回は10回目の記念大会。堺市町賞に選ばれた堺市立深井小学校5年生の作品は、地球環境問題を「自分ごと」と捉え、その解決方法を科学技術の発展と日本古来の伝統をコラボした解決策を提案。審査委員長を拝命してから5(6?)回目ですが、当初は900件程度だった応募も2000件を超え、内容のレベルもかなり高くなりました。

 

今年から、本コンテストを社会科のカリキュラムの中で実施する方法を模索しております。今後モデル指導案をHPへ掲載致しますので、色々な学校で授業として実践して頂ければ有難く存じます。(その際はご一報頂けましたら、ぜひ見学に行かせてください!)http://www.bikemuse.jp/event/child/planning/


2017/12/10

 

先日は、愛知県の滝高校で授業実践。土曜講座のご依頼を頂き、社会科の授業を行いました。

 

今回は「笑いを学問する」。サンドウィッチマンのコントを使いながら、笑いが生まれる構造を分析。構造と社会の関係を捉えながら、生徒がコントを作る実践を行いました。

 

授業はゼミ生の中山くん、田中晃くんが実施。我がゼミは色々な企画・イベントがあります。二人の授業力・デザイン力がどんどん向上している姿が見て取れ、嬉しく思いました。


2017/12/8

 

本日は消費者教育実践フォーラムでした。本年度文科省に採択された研究「中学校・高校から学ぶ多様な主体による消費者主権教育の実践―家庭科と社会科の融合―」(「連携・協働による消費者教育推進事業」における消費者教育推進のための実証的共同研究)の発表会でした。

 

社会科は附属中学校の前田先生、矢島先生、岐阜高校の三浦先生がご発表をされました。それぞれ本年度開発・実践した授業をベースに、家庭科と社会科の関係を整理し、提案を致しました。私としては、社会科の範域の広さ、教育論として消費者教育を考えること、授業デザイン・実践における教師のゲートキーピングの必要性を改めて実感いたしました。研究成果は、本年度中に報告書として刊行いたします。前田先生、三浦先生、矢島先生、お疲れ様でした!(写真は岐阜高校の三浦先生のご発表です)


2017/12/7

 

12月6日の朝日新聞に以下の記事が掲載されました。

 

朝日新聞「中学生と県議ら観光政策議論」

 

先日のDiscuss Our Society2が取り上げられました。

本件、多数の新聞社に掲載を頂き有難い限りです。当日は70名近くの参加者及び参観者があり、その中には教員も多数おられました。この取り組みが学校の通常カリキュラムへ伝播してゆくことを願っております。ご関心のある方は当日のプログラム等配布可能ですので、ご連絡頂けましたら幸いです。また、ご関心があれば共にカリキュラム・デザインを出来ればと思っています。お気軽にお問い合わせください。


2017/12/5

 

本日の朝日新聞に以下の記事が掲載されました。

 

朝日新聞 「生徒同士 議論し考える授業  問いも自分たちで 常識疑う意見も」

 

過日附属で実践したp4cの授業を取り上げて頂きました。実践者は前田佳洋教諭です。

学校現場での学びの改革が、大学入試の変化をも促しています。引き続き、取り組んでまいりたいと思います。


2017/12/4

 

先日は待ちに待った数ヶ月ぶりの休み!

貴重な休みの使い方を悩んだ末、過日より気になっていた以下へ行きました。

 

「ディアスポラ・ナウ」(岐阜県美術館)

http://www.kenbi.pref.gifu.lg.jp/page5367.php

 

世界各地で起きている紛争や民族の離散。一定の視点からそれらを表現した展示です。大変多くのことをインスパイヤーされ、新しいアイデアも浮かんでまいりました。岐阜県は時として先進的な企画があり、興味深く参加をしております。今回もとても充実した時間を過ごすことができました。

(関係の先生方:美術館へは行きましたが、論文執筆、ちゃんと進めています。。。本日中にはお送り出来るよう努めます。すみません。。。。)

 

 


2017/12/3

 

先日のイベント(Discuss Our Society)の様子が以下3紙に掲載されました。

 

読売新聞 「中学生 議員らに政策提案」

中日新聞 「観光政策中学生が考案」

岐阜新聞 「岐阜の観光政策立案」

 

ご関心のある方は是非お読み頂けましたら幸いです。

 



2017/12/2

 

本日はDiscuss Our Society2(社会を議論する)を行いました。テーマは岐阜県の観光政策の立案。主に愛知・岐阜県から24名(申し込みは28名)の中学生が集まり、政治家の先生方と共に議論を繰り広げました。

 

まずは論理的な思考方法として陽南中の鈴木先生、社会問題の分析方法として附属中の矢島先生がプレゼン。その後は生徒が政策を立案し、附属中の前田先生へ提案。前田先生からは大変厳しい反論。それを受けて再検討し、県議会議員の伊藤先生・中川先生、市議会議員の和田先生へ提案。岐阜高校の三浦先生がファシリテートを行う中で建設的かつ批判的な意見交換を行い、最後は投票。参観者を含めた54名が生徒(5班に別れて実施)の政策へ投票を行いました。

 

参加者は合計でのべ70名弱。愛知県・岐阜県内の多くの先生方が参観に来て下さいました。また東京からも参観者があり、大変盛会に終わりました。本企画は、関係者の先生方、および私のゼミ生の力添えで成り立っています。私の力ではございません。本企画へ多大なるご尽力を頂きました関係者の方々へ深く感謝申し上げます。また、ご参観頂いた多数の方々、土曜日にも関わらずご来場を頂きありがとうございました。


2017/12/1

 

明日、以下のイベントを開催いたします。

 

Discuss Our Society 2  -社会を議論する-

  日程:2017122日 

  場所;岐阜大学全学共通講義棟 アクティブラーニング教室1A (教育学部ではありません!)

  詳細:https://www.nobolta.com/event17/

 

中学生が政策を立案し、政治家と議論を行います。主なスケジュールは以下になります。観覧自由ですので、ご関心のある方は、お手すきの時間にふらっと遊びに来て頂けましたら幸いです。

 

当日のスケジュールは以下になります。

10:00   開講式

10:15   lecture1「社会を科学的に見る?」

10:45   lecture2「社会を評価する?」

11:15 「社会はどうなっている?これからどうする?ー岐阜県の観光政策を立案しようー

14:30 「未来の社会を創造し、政治家へ提案!ー政治家とガチな政策論争!ー」(ここで政治家と中学生が対決します!)

16:10   lecture3 「私は社会とつながっている?」

16:40   修了式(未来博士号授与) ー17:00 終了

 

 

 

2017/11/30

 

先日実施した英国との共同研究実践が以下の新聞に掲載されました。

 

毎日新聞 「岐阜大付中生と英の高校生 北朝鮮情勢を議論」

中日新聞 「北朝鮮主題に英語で議論」

岐阜新聞 「岐阜大付中生と英国高校生、ネット電話授業 北朝鮮問題 熱い討論

 

趣旨が大変よく伝わる記事かと存じます。是非ご一読を頂けましたら幸いです。


2017/11/28

 

本日は、英国と日本の学校をテレビ会議で繋ぎ、同時中継で授業を行いました。1月に英国の学校を訪問させて頂き、そこから日英の担当教員間で議論・調整を進め、本日実施となりました。

 

今回のポイントは議論。社会問題(北朝鮮問題をどう考えるか)を両国の生徒が論理的に分析し、議論を戦わせることが目的です。文化交流ではありません。

 

英国側からは「対話を重視すべき」「日本も武力で対抗すべき」などの意見がなされ、日本側からは憲法の理念や対話と圧力の難しい関係などを用いて反論。附属中学校の前田佳洋先生主導の下、素晴らしい議論が展開されました。

 

今回は、管理職の先生方から暖かい合意を頂き、その上で附属中学校の英語科の先生方が全面協力の下で実施ができました。諸先生方のご尽力に深く感謝申し上げます。本プロジェクトは継続的に行いたいと考えております。前田先生、お疲れ様でした!

 

 

2017/11/26

 

以下の通り日本と英国をテレビ会議でつなぎ、同時中継で授業を実践いたします。

 

日時:11月28日(火)18:00-19:00

場所:岐阜大学附属中学校(LL教室)

内容:北朝鮮問題をどう考えるか

授業者:前田佳洋 教諭

 

社会問題を事例に、日英の生徒が直接議論を行います。英国の生徒は北朝鮮問題をどのように考え、どのように立論をするのか。また、それに対して日本の生徒はどのような議論を展開するのか。基本言語は英語。両国を繋いだ初めての取り組みです。ご関心のある方は、是非遊びにいらしてください。(お越しいただける方は事前にメール等で私へご一報を頂けますと有難いですが、直接お越し頂く形でも問題ございません)

 

 

2017/11/23

 

先日は、愛知県の知立東高等学校で行われたシンポジウム「知立市の未来を考えるシンポジウム」へ参加させて頂きました。総合的な学習の時間と公民系の授業をコラボさせ、学校がある知立市の政策を考える企画です。1年間かけて取り組んだカリキュラムで、当日は全校生徒の前で、選抜されたメンバーが知立市役所の職員と議論を行いました。私は議論のファシリテートをさせて頂きました。

 

例えば、高齢者と子どもが交流できる場を提供するという「笑子高齢化」という政策に関しては、職員から「高齢者のニーズを見誤っている」という指摘。これに対して生徒から「あくまでも場の構築で、しかけをつくることに意味がある」と反論。役所からは「参加する人が特定化されてしまう。また多様な家族像を前提としていない」と再反論。生徒からは「データに基づくと需要は見受けられる。また全ての高齢者を巻き込むことは意図しておらず、多様なアプローチを担保している」と再々反論。互いに一歩も譲らず、大変刺激的な議論が展開され、私自身壇上でワクワク・ドキドキ、楽しんでしまいました。このような議論が、現実社会の議論です。是非、継続して実施してほしいと思っています。

 

 

2017/11/21

 

本日は岩手県立一関第一高等学校附属中学校で開催された消費者教育授業実践研究会へ参加をさせて頂きました。

 

授業は、消費者教育としての数学と英語。数学は金利計算をベースとした学習で、社会問題としての”金利”を、指数関数を用いて分析するものでした。英語は"Japanese should eat food made in Japan"というテーマのディベート。オールイングリッシュでのディスカッションでした。消費者教育としても魅力的な授業でしたが、授業論や学習論としてもとても刺激的かつ先進的なものでした。大変勉強になりました。授業研究会後半は表記のテーマでお話しをさせて頂きました。

 

岩手県の先進的な取り組みに触れ、大きな刺激を頂きました。今後も岩手県の取り組みを注視して参りたいと思います。

 

 

2017/11/18

 

無事、米国での学会発表が終わりました。今回のタイトルは以下。

 

A deliberative pedagogy for teaching social studies in Japan and  the USA

 

対話をベースとした社会科論の論理と具体を示しました。質疑応答では多様な意見やコメントを頂くことが出来、さらなる共同研究の可能性が広がりました。準備等でかなりの時間を要しましたが、得るものが大きい発表でした。

 

学会発表後は、数名の米国の研究者とともに写真のsue bierman parkへ。クリスマスイルミネーションの点灯式を見ながら、スケジュール片手に共同で執筆する論文の中身と分担、および提出期限を相談。。。年始へ向けてまだまだ走ることになりそうですが、面白い研究でワクワクしています。

 

 

2017/11/15

 

National Council for the Social Studiesの学会でサンフランシスコに来ております。金曜日の発表へ向け、現在レジュメを作成中です。今回は米国の研究者と共に共同研究の成果を発表します。

 

本日はBLUE BOTTLE COFFEE でパワポの作成。もう少しかかりそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/11/14

 

本日は、附属中学校で消費者教育の実践を行いました。今回のテーマは消費者市民的行動とクレームの境界。生徒一人一人の判断基準を反省的に捉え直す実践を行いました。

 

授業は附属中の矢島先生。中部経済産業局の方、岐阜県の生活相談センターの方に登壇を頂き、皆で議論を行いました。面白い授業でした。矢島先生、お疲れ様でした!

 

 

 

2017/11/13

 

本日は、東京大学出版会で次に出版する書籍の打ち合わせを行いました。

 

まだ詳細を明かすことは出来ませんが、教育学と教科教育学、及び他領域を横断する刺激的な本になりそうです。また時期が来ましたら、ご案内したいと思います。

 

 

 

 

2017/11/11

 

先日は岐阜高校で研究実践を行いました。授業者は三浦先生。対話を通してフェアトレードを考える授業でした。

 

本授業は、今年採択された文科省の消費者教育に関する助成プロジェクトです。家庭科と社会科、両教科から消費者教育へアプローチをします。今回は、三浦先生のファシリテートにより生徒同士が熱い議論を行いました。素晴らしい授業でした。三浦先生、お疲れ様でした!

 

 

2017/11/9

 

本日は、岐阜大学附属中学校でp4cの実践を行いました。テーマは「民主主義を考える」。生徒が問いを立て、各々が探究します。立てられた問いは民主主義と現実社会の関係を分析するもの、低投票率を分析するものなど、多様で興味深いものでした。

 

授業実践者は附属中の前田先生。参観者として、Michael Ringen先生(デジタルハリウッド大学@東京)、空先生(岐阜高専)、三浦先生(岐阜高校)、福井先生(鹿児島大学)が来てくれました。給食を食べながらの検討会を含め、大変充実した研究実践でした。前田先生、及び参観者の先生方、ありがとうございました。

 

 

2017/11/8

 

本日は、14日に実施する消費者教育実践の打ち合わせを行いました。今回の実践は岐阜大学附属中学校にて、矢島先生が実践されます。消費生活アドバイザーの方にもご参画を頂く授業で、本日はその作戦会議でした。

 

会議のおつまみは、お土産で頂いた「ハバネロあられ」と「死神あられ」。岐阜市にある安江製菓が販売しておられる激辛あられでした。とても刺激的な会議になりました。

 

 

2017/11/7

 

本日は愛知県の知立東高校で行われた主権者教育の授業実践へ参加致しました。当該の高校は、愛知県教育委員会から主権者教育の指定を受け、数年間にわたるプロジェクトを進めておられます。今回はその中間発表でした。

 

授業内容は政策立案。地元の市の課題を考え、課題解決へ向けた政策を考える授業でした。若手の先生による実践でしたが、プロジェクトを取りまとめておられる増井先生を中心に、当学校の社会科部全体で取り組まれた授業とのこと。カリキュラム・マネジメントの観点からも大変勉強になる会でした。

 

 

 

 

 

 

 

2017/11/6

 

本日は大阪自転車博物館にて、「こんな自転車欲しかってん!コンテスト」の審査会でした。これは、自ら社会問題を見つけ、それを自転車という手段を用いて解決策を考える企画。論理的思考を競うコンテストです。私は6年ほど前から審査委員長を拝命し、関わらせて頂いております。

 

今回の応募総数は2157件。今年で10回目を迎えますが、過去最高の応募数でした。内容も皆素晴らしく、審査はかなりの時間を要しました。結果は11月11日に以下のHPで公開されます。また、応募頂いた方へは別途連絡をさせて頂きますので、楽しみにお待ちを頂けましたら幸いです。 http://www.bikemuse.jp/event/child/planning/

 

 

2017/11/5

 

日本社会科教育学会の学会誌に著書の紹介が掲載されました。

 

『社会科教育研究』日本社会科教育学会、第131号、2017

 

本書のねらいを的確に表現頂いております。本書は、社会科教育学研究の選択肢の広げ方を提案いたしました。学会誌に取り上げて戴けましたこと、感謝申し上げます。

 

 

2017/11/3

先日の中日新聞に、12月2日に実施する企画(DOS2)の広告が掲載されました。まだまだ参加者募集中です。引き続き、よろしくお願いいたします。

https://www.nobolta.com/event17/

 

 

2017/11/2

 

本日は所用で岐阜県恵那市にある特別支援学校へ伺いました。大学の講義が複数あったため、長時間の現地滞在は叶いませんでしたが、車から大変綺麗な景色を見ることが出来ました。

 

後日、時間を作ってゆっくりと散策をしてみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

2017/10/31

 

週末は全国社会科教育学会@広島大学でした。私はシンポジストを拝命し、以下の発表を行いました。

 

「学びのモチベーションを基盤とした社会科カリキュラム論ー働かせる「見方・考え方」の前提を疑うー」

 

「見方・考え方とは何か?」という問いは賞味期限切れであり、それを学び取る過程とプロセスを重視する必要がある。そのような観点から、授業研究の方法論を提案させて頂きました。私自身、大変楽しむことが出来たシンポジウムでした。また論文化したいと思います。

 

 

2017/10/25

 

先日、朝日新聞に以下の記事が掲載されました。

 

「投票率低迷の19歳 こう思う」 

昨年の参院選から、18歳に比べて19歳の投票率が低いことを分析しています。今回もコメントを掲載頂きました。この点は大変重要で、すでにドイツでは議論が進んでおります。そのため、過日メディアコスモスで実施した企画も19歳に焦点化しました。

 

引き続き考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

2017/10/23

 

後期「社会科授業実践論」の講義が始まりました。本講義は、諸外国の社会科教育実践を取り上げたり、発展的な社会科授業を批判検討します。

その前段階として、まずは学生が実習中に行なった実践(研究授業)を皆で批判検討します。先日は、3人が自身の研究授業をネタに、授業の論理と実際を語ってくれました。

 

実習生は、時期の関係から皆同じような範囲で研究授業を行なっています。しかし、授業の作り方は自身の指導担当教諭の視点により、大きく異なっています。もちろん、授業は自身が学校で学んできた視点・観点(指導教官の指導方針)をベースに説明されますが、時としてその指導方針が学生間の講義の場で批判的に検討されます。今回も様々な指導観が批判的・反省的に議論され、とても刺激的でした。

発表してくれた学生の皆さん、ありがとうございました。

 

 

2017/10/22

 

先日のマニフェスト分析が10月21日の以下の新聞(全て朝刊)に掲載されました。

 

朝日新聞    それぞれの公約 見比べてみた

読売新聞 公約分析 岐阜大生の目で

毎日新聞 マニフェストを分析

岐阜新聞 政党公約、比べて納得

 

またお読み頂けましたら幸いです。「高める会」の皆さん、お疲れ様!


2017/10/20

 

本日は衆議院選挙へ向けた政策分析のイベントを行いました。教育学部社会科教育講座4年の笹俣君主導で、3年生と共に比例区を事例に分析しました。

 

資料は選挙公報、複数社が発行する新聞記事(A4で30枚程度)。不足する内容は各自スマホで調べながら行いました。分析の方法は、政党毎に①実現可能性、②具体性、③総合評価を、それぞれ5点満点で採点。政策の現実性を軸に分析を行いました。

 

ある政党に対する学生の分析は、全て0点。とても興味深く、また活発な議論の場となりました。忙しい中準備を進めてくれた3年生、参加してくれた皆さん、楽しい時間をありがとうございました。とても刺激的でした。

 

 

2017/10/16

 

科研の調査でドイツ(カールスルーエ)に来ております。

本日は教員養成機関を訪問。ドイツ及びカールスルーエにおける教員養成のデュアル・システムの制度と実態についてインタビュー調査を行いました。

 

様々な点を伺いましたが、18ヶ月に及ぶ敎育実習の流れや評価の方法、修士論文の指導体制等は、日本のあり方に対しても示唆に富む内容でした。

 

 


201710/14

 

先日は附属中学校で社会参加学習を実践。我がゼミ院生の加藤くんが小中高で進めている実践です。授業者は前田先生。中日新聞の方と共にフリーライダー問題を考えました。

 

生徒からは「花火大会(中日新聞主催)中止」「受益者負担」など、とても刺激的な意見が多数出てきました。学校段階を変えて3回同じ授業を実践しましたが、教師によるゲートキーピングの違いが大きく出て、大変興味深い成果となりました。

関係者の方々、ありがとうございました。

 

 

2017/10/9

 

10月7日ー8日は、近世イギリス史研究会@早稲田大学にて辻本先生(岐阜大学)、前田先生・矢島先生(岐阜大学附属中)とともに以下の発表をいたしました。

 

「中学校・大学の歴史教育・研究連携実践-イギリス史の視点から-」

 

「歴史研究と中学校・高等学校の歴史教育──イギリス史の視点から」というシンポジウムへ登壇をさせて頂きました。

シンポでも指摘をいたしましたが、会自体は歴史教育の必要性を前提とした議論が中心で、そこをあえて留保して考える必要性も感じました。ただ、学校教員・大学教員(歴史学・教科教育学)がともに歴史教育について考える貴重な場でした。

 

 

2016/10/8

 

先日の企画が読売新聞に掲載されました。

 

「19歳、選挙へ」学生議論

2017年 10月6日 読売新聞 朝刊

 

企画の趣旨、内容、結論が端的かつ明確にまとめられています。当日の議論の過程もしっかりとレビューされ、良い記事だと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/6

 

本日は経済雑誌"レインボー・ニュース"の取材でした。東京から多くの方をお招きし、東長良中学校の古田先生に消費者市民教育に関する授業を公開頂きました。

授業の詳細は掲載後にご紹介致しますが、岐阜県の伝統を生かしつつ、新学習指導要領に準拠した資質・能力ベースの公民単元を展開致しました。

 

授業者の古田先生は、大変なハードスケジュールの中、度重なる私からのお願いに耐え(?)、本企画に取り組んでくださいました。おかげさまで、今、岐阜県に求められている実践・研究の方向性も見えてまいりました。古田先生はもちろん、関係者の方々、ありがとうございました。


2017/10/4

 

本日は岐阜高専で現代社会の授業を行いました。テーマは"フリーライダー”。先日来実践している我がゼミ院生の加藤雅也君が企画した授業で、花火大会を事例にフリーライダー問題を考える授業です。本日は高校での実践でした。

 

実践者は高専の坂上先生。中日新聞花火大会を運営されている方に御登壇を頂き、社会参加学習の新しいあり方を検討しました。

 

企画段階では、高専の空先生、坂上先生に度々ご指導を頂き、実現しました。関係者の先生方、ご多忙の中ありがとうございました。

 

 

2017/10/3

 

先日のイベントが以下の新聞に掲載されました。

 

・毎日新聞「若者に政治参加をー18・19際の投票行動考えるー」

 

・中日新聞「若者の投票率上げたいー岐阜大生や岐阜市職員 改善策を議論ー」

 

・岐阜新聞「投票率/若者激論」

 


2017/10/2

 

本日はメディアコスモス(岐阜市中央図書館)にてイベント「若者よ、選挙へ行こう3」が開催されました。私の役目は情報提供及び全体のファシリテート。昨年度実施した参院選のアンケート調査、及び10代と20代の投票行動と政治意識について情報提供を行い、議論を展開しました。

 

情報提供の中で、ゼミ生の小栗君(写真)にも登壇を頂きました。彼は現在、大学院へ通いながら若者選挙ネットワークの副代表として頑張っています。多数行われている啓発活動の成果と課題について、批判的にコメントをしてくれました。

会自体は選挙制度に関わるハード面の改革(よくあるタイプ)だけでなく、意識や認識等のソフト面を分析し、そこへ挑戦する意見が多数出て、とても建設的な議論となりました。関係者の方々、ご参加頂いた方々、ありがとうございました。

 

 

リクエストがありましたので、当日の様子をもう1枚アップしてみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017/10/2

 

下記の書籍を頂きました。

 

太田雅幸監修『話したくなる世界の選挙-世界の選挙をのぞいてみよう-』清水書院、2017

 

前半は世界各国の選挙制度を国ごとに並べ、後半はトピック(選挙権年齢や被選挙権年齢など)ごとに比較したものです。小中の教材として活用出来そうです。ありがとうございました。

 

 

 

2017/10/1

 

先日は、本年度のdiscuss our society2(ひらめきときめきサイエンス)の企画会議で岐阜市議会議員の和田直也先生を訪問致しました。和田先生には、昨年度に続き、本年度も企画運営にアドバイスを頂いております。

https://www.nobolta.com/event17/

 

打ち合わせの結果、本年度のテーマは”リアル議会”となりました。まだ詳細は明らかに出来ませんが、政治家と中学生が内容・方法ともに“現実社会の問題を現実社会の手続きでリアルに議論出来る場”となりそうです。

 

今年は12月2日に開催。まだまだ参加者を募集しておりますので、是非ご参加を頂けましたら幸いです。

2017/9/27

 

先日は、教育実習生の実習指導の後、大阪(堺市立鳳南小学校)へ伺いました。目的は、今年10回目となる「こんな自転車欲しかってんコンテスト(シマノサイクルセンター主催、堺市教育員会・近畿経済産業局後援)」のモデル授業の実施です。http://www.bikemuse.jp/event/child/planning/ 当該のコンテストは、子どもが自分で社会問題を見つけ、分析し、その解決方法を自転車を軸に考えるものです。学校の授業で取り入れる形として、鳳南小学校の小川先生に、モデル授業を実施頂きました。

 

今回の授業は小学校5年生。社会問題の発見が難しい所ですが、環境・福祉・教育・・・などの観点に基づいて問題を発見出来るオリジナルのワークシートを作成頂き、子ども達はしっかりと発見・分析をしておりました。当該の指導案は、今後HP上で配信出来るよう、手続きを進めてまいります。

小川先生、素晴らしい授業をありがとうございました!

 

 

2017/9/29

 

10月6日に、東長良中学校の古田教諭が研究実践を行います。今回は清水書院からご依頼を頂き、経済の授業を展開します。企業戦略の批判分析を通して社会を見つめ直す内容です。本日は、その事前取材として、東京から古田教諭の授業(別授業)を参観に来られ、合わせて6日の打ち合わせを行いました。

 

本授業は、全国の方々へ発信されます。岐阜の良さを生かしつつ、先を見据えた面白い経済学習が展開出来ればと思います。参観ご希望の方は、ご一報頂けましたら幸いです。

 

 

 

2017/9/23

 

先日実践した授業が新聞に掲載されました。

 

「花火大会ごみ問題 どうする」中日新聞 9月23日 朝刊

 

ご関心のある方は、またお読み頂けましたら有り難く存じます。

 

 

 

 

 

2017/9/22

 

本日は長良東小学校で研究実践を行いました。我が研究室の院生(加藤雅也君)がデザインした授業で、中日新聞主催の長良川花火大会を考える実践です。花火大会に係るフリーライダー問題をどう考えるか。主催者である中日新聞の担当者に参画して頂き、小学校6年生が議論を交わしました。

 

授業は長良東小学校の長尾教諭が担当。student centeredに基づいた、素晴らしい授業を展開して頂きました。授業後は検討会。附属小の高木先生、附属中の前田先生、矢島先生にご指導を頂き、活発な議論が展開されました。

本件、様々な方々のご協力の下で実践が出来た次第です。関係者の方々へ深くお礼申し上げます。

 

 

2017/9/15

 

日米教員養成協議会(JUSTEC)で米国ハワイ大学へ来ております。今回は講演のご依頼を頂き、以下の発表をいたしました。

 

The Phenomenology of the Group Dialogue: The Description of the Intellectually Safe Place of p4c in GIFU Japan -new challenge for social studies methodology-    

近年取り組んでいる米国との共同研究を事例に、社会科教育研究・実践の方法論を検討いたしました。発表後、多くの先生方からお声がけを頂き、新たな研究や可能性も見いだすことができました。ご依頼に心より感謝申し上げると共に、引き続き考えて参りたいと思います。

 

 

2017/9/14

 

12月2日に以下のイベントを開催いたします。

 

Discuss Our Society2

中学生と政治家が政策論争をする企画です。現在、参加者募集中。詳細は以下になります。

https://www.nobolta.com/event17/

 

先日、チラシが完成いたしました。今後、岐阜市内を中心に配布させていただきたいと思います。なお、もし配布を頂ける場所や関係者の方がおられましたら、是非ご連絡ください。皆様の助けをお借りしながら、成功させて参りたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

 

 

2017/9/12

 

先日は科研教科教育学のパラダイムと社会的責任の国際比較-社会科教育研究者が果たす役割とは-」(代表者 草原和博)の会議でした。参加人数が多いため、会議は3箇所をテレビ会議でつなぎ、実施。私は東京女子大学の会場で参加しました。

 

本科研は、社会科教育研究に携わる研究者の研究観や教育観を炙り出します。2015,2016年度と発表・報告をしてまいりましたが、今年度は全国社会科教育学会のフォーラム@広島大学で報告いたします。

 

 

2017/9/8

 

以下のイベントが開催されます。

 

・テーマ 「若者よ、投票に行こうⅢ」
・日時  平成29年10月2日(月)14:00~16:10(受付13:30~)
・場所  みんなの森 ぎふメディアコスモス1F かんがえるスタジオ
・募集人数 25名程度(学生・一般市民等)

 

学生、岐阜市職員、市民がグループになり、若者の政治意識について議論を交わします。2015年からの継続企画で、今年で3回目になります。

 

当日は、私がファシリテーターを努めます。ご関心のある方は、以下からお申し込みを頂けましたら幸いです。(9月22日締切)

http://www.ccsc.gifu-u.ac.jp/ccsc/index/entry_list

 

 

2017/9/5

 

先日は、大阪で開催された「若者選挙ネットワーク」の会議で講演をさせて頂きました。本ネットワークは、全国で活動している選挙啓発系のチームを束ねているものです。当日は、全国様々な地域から学生らが参加し、議論を行いました。

 

今年、このネットワークが主権者教育の大きなイベントを行います。時期が来ましたら本ブログでも紹介しますが、なかなか刺激的なものになりそうです。大学生のパワーは素晴らしい!私も刺激を受けた会議でした。

(写真は、ネットワーク副代表の小栗君です。私ではありません。)

 

 

2017/9/3

 

本日は卒論の中間発表。我がゼミは、1年に1度卒業生が集まり、彼らの前で現役生が卒論の発表をします。本日はその会でした。

 

仕事の関係で全員集合することは叶いませんでしたが、久しぶりに会うメンバーもおり、皆自分の持ち場で奮闘している様子を拝見出来ました。過年度生が集まると、当時のゼミの記憶が蘇ります。辛かったことや大変だったことを共有したメンバー。昔の話にも花が咲き、とても和やかかつ楽しい会となりました。

 

ただ、現役生の卒論に対しては、とても厳しい指摘が連続しました。しかし、それも卒業生が常に進化を続けていることの証だと思います。頭をフル回転させて議論を展開する姿を大変嬉しく思いました。

忙しい中集まってくれた皆さん、ありがとうございました!

 

 

2017/8/29

 

「岐阜県若者の選挙意識を高める会」の活動についての文章が以下に掲載されました。

 

『月刊選挙』都道府県選挙管理委員会、平成298月、pp.15-19

3期生の代表である、岐阜大学教育学部社会科教育講座の笹俣君が執筆致しました。
記事にも掲載がありますが、各種啓発活動だけでなく、主権者教育の取り組みとして、小中学校で活用可能な教材作り、及び様々な実践を致しております。ご関心のある方はぜひお読み頂けましたら幸いです。
ダウンロード
『月刊選挙』都道府県選挙管理委員会、平成29年8月、pp.15-19
『月刊選挙』平成29年8月.pdf
PDFファイル 1.9 MB

2017/8/27

 

先日は、消費者教育プロジェクトの会議でした。本プロジェクトは社会科と家庭科の両領域から消費者教育へアプローチするものです。

 

プロジェクトのテーマは「消費者主権」。

今回は教育関係者、弁護士、司法書士、相談員の方々など、多様な方が参加し議論を行いました。「消費者教育」は関わる主体がそれぞれ使命感や強い思いを持っています。それらを学習論へ落とし込み、その上で2つの教科論や思想をクロスさせることの面白さを感じました。引き続き学んでゆきたいと思います。

 

 

2017/8/25

 

以下の論文が刊行されました。

 

田中伸、橋本康弘「高等学校社会系教科目における価値学習の実態と課題-生徒の価値判断基準とその変容の分析を通して-」『法と教育』法と教育学会、2017pp.5-15

 

高校の社会系教科目は大きな問題を抱えています。その一つは、授業と生徒の関係です。本論文は、質的調査を元に、価値学習の実態と課題を整理致しました。ご関心のある方は是非お読み頂けましたら幸いです。

 

 

 

2018/8/23

 

本日は、愛知県の公立高校の先生が打ち合わせに来てくれました。10月・11月にかけて、当該の高校で社会科・総合をコラボした主権者教育の実践を行います。その打ち合わせでした。

 

今回のテーマはまちづくり。学校外からも参加者を招き、社会参加の観点をいれた実践を試みられます。詳細はまたお知らせいたしますが、大変刺激的な実践となりそうです。当該の先生、本日も遠くからありがとうございました!楽しい議論の時間でした!

 

 

2017/8/22

 

本日は岐阜県教育委員会による6年目研修でした。岐阜県は初年時に加え、度々経年研修があります。本日は6年目の研修。私は小中社会科を担当しました。

 

新学習指導要領のポイントを始め、社会科カリマネ、教材研究の可能性など、色々な話をさせて頂きました。参加者の先生方から授業の提案を頂くことも出来、私自身大変勉強になる時間でした。参加者の先生方、長時間の研修お疲れ様でした。


2017/8/21

 

先日は所用で名古屋市科学館へ行きました。急にお伺いすることになってしまったため、全てを観覧することは叶いませんでしたが、大変魅力的な展示が多く、楽しむことができました。また、所謂「体験型」の展示と従来の展示の関係(ロジックの組み方)も大変勉強になりました。

 

12月に開催する "discuss our society 2 (ひらめきときめきサイエンス)” に生かしたいと思います。

 

 

 

2017/8/18

 

本日は岐阜県中学校社会科研究部会の夏季セミナーでした。県教委の後藤先生とともに、お話をさせて頂きました。

 

今回は岐中社から宿題を頂き、海外における社会科教育の動向を中心に整理を致しました。また、その中で日本の新学習指導要領の傾向や中高の実践を紹介させて頂きました。昨年度もこのセミナーをきっかけに人間関係が広がり、色々な実践に取り組むことができました。引き続き、先生方とともに考えてまいりたいと思います。

 

 

2017/8/11

 

以下の論文が刊行されました。

 

「社会的レリバンスの構築を目指した授業研究の方略ー米国社会科教育は子どもの学びへの動機をどのように扱ってきたかー」『社会科教育論叢』全国社会科教育学会、2017、pp.81-90

 

子どもは無色透明ではありません。すでに様々な知識や認識を持ち、彼らはそれと授業をつなげて考えます。では、社会科教育実践は彼らの「学びの動機」をどのように考えてきたのか。米国社会科教育研究や実践をレビューし、子ども・学習・社会を繋げる考え方を示しました。ご関心のある方は、ぜひご一読頂けましたら幸いです。

2017/8/7

 

先日は中日新聞にて授業実践の打ち合わせを行いました。

 

現在、我がゼミの院生(加藤雅也氏:拙稿『社会科教育におけるカリキュラム・マネジメント』にも執筆頂きました)が社会参加を原理とした社会科教育論の研究(発信型シティズンシップ)をしております。9月に小学校で授業実践を行う際、中日新聞とコラボをし、実施します。その打ち合わせでした。

 

今回は小学生が実態的な政治を考える題材。詳細はまだ明かすことは出来ませんが、院生が精力的に教材研究を進めております。「問題解決」の難しさへ深く切り込む授業となりそうです。参観可能ですので、ご関心のある方はご一報ください。

 

 

2017/8/3

 

集中講義で京都の花園大学に来ております。担当講義は教育方法論。幼保、国語、福祉など、様々な領域の学生がおります。残念ながら社会科はおりません。

 

本日は最終日。暑い中ですが、学生が頑張ってくれております。様々な領域がクロスするため私自身も学ぶことが多く、大変勉強になっています。


2017/7/29

 

昨年度卒業した小栗君が来学してくれました。卒業後は他大学の大学院へ進学し、引き続き研究を進めております。同時に、主権者教育に関するプロジェクトメンバーとして、東京で活躍しております。

 

今回は、彼が9月に大阪で行うイベントの打ち合わせのため、来学してくれました。卒業後も攻撃的に動いており、とても嬉しく、また頼もしく思っています。卒業後も定期的に会うことが出来、それも嬉しい限りです。また遊びに来てください。

(写真を撮り忘れましたので、彼の卒論発表会の写真を使いました)


2017/7/28

 

岐阜大学生協で「単位」が売っておりました!

 

岐阜大学生協と御菓子所吉野家さんのコラボ商品とのこと。2017年1月より販売を始め、一定の人気がある様です。遅ればせながら、先ほど知りました。

 

私も、早速「一単位」買ってみました。風刺的な企画でとても面白いと思いました。

(写真は岐阜大学消費生活共同組合twitterから)


2017/7/26

 

本日は、愛知県の滝高校で現代社会の授業を参観させて頂きました。授業者は、我がゼミの卒業生。数時間かけて社会問題学習を展開し、本日はその最終単元、生徒による発表でした。

 

卒業生が教員をやっている姿を見るのは大変嬉しいです。日々大変なこともあると思いますが、それらを微塵も感じさせず、堂々とした授業でした。勤務先では教師ですが、大学では昔の学生時代の感覚に戻ることが出来ると思います。いつでも大学へ戻ってきて欲しいと思います。

 

本日はお疲れ様でした!


2017/7/23

 

過日申請をしていた「『連携・協働による消費者教育推進事業』における 消費者教育推進のための実証的共同研究」(文部科学省)に採択されました。代表は本学の大藪先生。1年間かけて、社会科と家庭科における消費者教育のあり方と癒合の視点を、実践を踏まえて考えてゆきます。

 

先日は、本プロジェクトの第1回会議でした。県内の中学・高校の社会科・家庭科の教員、消費生活相談員、司法書士、役所の担当者など、様々な領域の方々が集まり、学習指導要領・新学習指導要領・教科書記述・中高の授業のあり方と方向性について検討を致しました。10月から11月にかけて授業実践を行い、12月にはシンポジウムを開催いたします。刺激的な研究になりそうです。


2017/7/20

 

先日は附属で歴史実践を行いました。科研(歴史授業を通したシティズンシップの育成)の研究で岐阜大学の辻本先生、附属中学の前田先生、矢島先生とともに進めている実践研究です。

 

授業者は、先日に続き附属中学校の矢島教諭。エンパシーを軸に複数の観点から歴史を捉えなおす授業を行いました。10月に早稲田大学で行われる歴史系の学会で発表致します。詳細は追ってお伝え致しますので、ご関心のある方は是非ご参加下さい。

 

 

2017/7/18

 

本日は附属でP4Cの実践を行いました。授業者は矢島教諭。ホッブズやロックなどの政府論、および人種差別や人権に関する多数の資料を読み込み、各自が問いを立て、探究してゆきました。2年前より進めている米国の研究者との共同研究で、晴れて実践の日を迎えました。

 

資料は全て英語であったため、ここ数週間は翻訳作業に追われてしまいました。しかし、非常に深い議論が展開され、大変興味深い授業となりました。

本実践は今年度のNCSS(全米社会科教育学会@サンフランシスコ)で発表する予定です。かなりの時間をかけて英文資料を翻訳しましたが、分析ののち、結果の英訳です。。。まずは分析に努めたいと思います。

 

 

2017/7/14

 

昨日は愛知県立知立東高等学校の研究会へ参加させて頂きました。本校は教育委員会の指定を受け、主権者教育の研究を進めており、昨年度より助言者として関わらせて頂いております。

 

写真は当校公民科の増井強志教諭の実践。リビングウィルを事例に、個人・家族の意思決定をどのように考えるか、生徒と医者が議論を致しました。現実社会における意思決定の難しさを扱う、とても刺激的な実践でした。増井先生、お疲れ様でした!

11月には学校全体で「知立市の未来を考えるシンポジウム」を開催いたします。私もコーディネーターを務めさせて頂きます。ご関心のある方はご連絡ください。

 

 

2017/7/12

 

朝日新聞に先日実践した授業(中学校版)が掲載されました。

 

「『岐阜=田舎」はステレオタイプ?替え歌使って社会科授業」(朝日新聞  7月12日 朝刊)

 

またお読み頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

2017/7/11

 

本日は科研で進めている「コミュニケーション社会科」の研究を、小学校・中学校で実践しました。テーマは「ラベリングの解体」。日常に埋め込まれているラベリングを子どもが解体し、そこへどのように対峙するかを考えます。

 

授業者は、小学校が高木良太教諭、中学校が前田佳洋教諭です。小学校は「教えない授業」。高木先生のファリシテートにより、子どもの議論が大変深まってゆきました。中学校は音楽を使った探究。前田先生の授業の中で生徒の「探究意欲」が爆発し、議論がこちらの想定していなかったレベルへ達し、生徒の議論・発想から多くのことを学びました。また学会等で報告したいと思います。

高木先生、前田先生、お疲れ様でした!

 

 

2017/7/7

 

岐阜高校で実践した公民実践が、新聞(岐阜新聞)に掲載されました。

 

「批判的視点で意見交換」(岐阜新聞7月7日朝刊)

 

またご確認頂けましたら幸いです。

 

引き続き、多様な実践を重ねて参りたいと思います。関係者の先生方、今後ともご指導・ご鞭撻の程、よろしくお願い申しあげます。

 

 

 

 

2017/7/6

 

先日岐阜高校で実践した授業が新聞に掲載されました。

 

「社会 多角的に見よう」(中日新聞 7月6日朝刊)

 

また、岐阜高校のHPにも掲載を頂きました。

http://school.gifu-net.ed.jp/wordpress/gifu-hs/2017/07/06/特別授業「ステレオタイプとどう向き合うか」75/

 

ぜひ、ご確認頂けましたら幸いです。

2017/7/5

 

本日は岐阜高校で現代社会の授業を実践致しました。テーマは「ステレオタイプとどう向き合うか」。大学講義の中で、学生が3ヶ月間考え、作り上げた授業です。内容は、身近なステレオタイプを発見・分析し、社会におけるその影響について考えるものです。

 

様々な資料を分析し、ステレオタイプを複眼的に捉えます。授業では、事前に考えたアイデア以外のものも多数噴出し、大変面白い展開をとりました。

本日実践した指導案はVer.15。履修してくれた学生は、納得がいくまで何度も繰り返し検討を続けてくれました。大変な講義だったと思いますが、みなさん本当にお疲れ様でした。素晴らしい授業となりました。また、今回の実践に係り、岐阜高校の三浦先生には大変なご尽力を頂きました。皆さまのご協力があって、初めて実践出来た次第です。重ねてお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

 

2017/7/4

 

先日は所用で飛騨へ伺いました。初めての飛騨出張でしたが、文化や歴史を含め、岐阜市との空気感の違いを感じることが出来ました。

 

小学校へもほんの少しだけ寄らせて頂きましたが、学校建築(及びその思想)も岐阜市とは異なり、大変勉強になりました。またゆっくりと訪問をさせて頂きたいと思います。

 

 

2017/6/30

 

Citizedの国際会議で韓国ソウル(Korea National Sport University)にきております。

 

今年のテーマは"Global citizenship and youth work; educational meanings, possibilities and practices". KeynoteにはIan Davies先生やMarta Fulop先生もおられます。

 

3日間、しっかりと学びたいと思います。

 

 

2017/6/27

 

本日は学部4年生の卒業論文中間発表会でした。毎年、須本先生のゼミと合同で行います。

 

我がゼミは3名。今年度は、意思決定学習や議論学習の批判検討、メディア学習の改善に挑戦しています。本日は各テーマを設定した理由、及び現在までの途中経過を発表してくれました。質疑応答ではかなり厳しい議論が交わされましたが、各自の課題も見えてまいりました。引き続き、取り組んで欲しいと思っています。本日はお疲れ様でした。

 

 

2017/6/25

 

『年報 カルチュラル・スタディーズ』Vol.5が刊行されました。私も専門委員として関わらせて頂きました。

 

今回の特集は「アメリカ」。様々な観点からU.S.の状況を分析しております。また、7本の投稿論文も掲載されております。ご関心のある方はご一読頂けましたら幸いです。

 

 

2017/6/24

 

カルチュラル・タイフーン(カルチュラル・スタディーズ学会)で早稲田大学に来ております。基調講演はフランスのラッツァラート氏。トランプ現象などを集合的行動や情動の政治から分析し、大変興味深いものでした。

 

メディア理論についても、ラトゥールやカロンなどを用いた発表があり、アフター・オーディエンス研究として社会科でも応用出来そうです。引き続き学んでまいりたいと思います。

 

 

2017/6/23

 

現在、講義で高校公民実践をデザインしております。連日長時間の議論を繰り返しておりますが、先日は今回実践をさせて頂く岐阜高校から三浦先生に来て頂き、指導・助言を頂きました。

 

三浦先生には、指導案の論理に加え、当該学級の生徒が持つ認識や価値観、及び彼らが日常的に行う発想・思考の方法などを教えていただきました。また、それらを踏まえた発問や展開の方法、「いざという時」の対応方法など、様々な観点からアドバイスを頂きました。実践は2週間後。さらに学生とともに検討を続けてまいりたいと思います。

三浦先生、ご多忙の中ありがとうございました。

 

 

2017/6/22

 

昨日は次回出版する本の打ち合わせのため、東京大学出版会で会議。

 

まだ詳細を明かすことは出来ませんが、授業・教育・社会の関係を原理的に考える本を執筆しております。今回は社会科教育だけではなく広く領域横断的な研究です。また時期が来ましたらアナウンスをさせて頂きますが、刺激的な本となりそうです。

 

 

 

2017/6/20

 

先週末は附属中学校で公開研究会でした。社会科の実践は3つ。消費者教育実践(消費者市民育成を目指した消費生活相談員とのコラボ研究)、地理教育実践(四国新幹線構想を事例に地域分析の手法を獲得)、歴史教育実践(エンパシーを用いた歴史を多面的に解釈する)が行われました。

 

今回は3実践をそれぞれ異なるロジックでデザインしました。特に、各実践における「基礎・基本」と「深い学び」を全く異なる観点から作ることで、3つのタイプの社会科実践を提案致しました。それぞれが今後の社会科実践のあり方を提案する研究実践でした。実践者の前田先生、矢島先生、お疲れ様でした。

 

 

2017/6/16

 

岐阜大学附属中学校で公開研究会が開催されます。

6月17日(土) 9:10−16:35

 

https://www.fuzoku.gifu-u.ac.jp/chu/file/2jiannai29.pdf

 

次期学習指導要領を見据えた、刺激的な社会科実践が展開される予定です。社会科の授業者は前田先生、矢島先生。私も共同研究者として参加致します。ご関心のある方は是非ご来場ください。

 

 

2017/6/15

 

昨年度卒業した学生が遊びに来てくれました。現在、愛知教育大学の大学院へ進学したゼミ生です。現在、大学院生でありながら、若者選挙ネットワークのメンバーとして活躍をしており、次の企画の打ち合わせに来てくれました。

 

久しぶりに色々な話が出来、とても楽しい時間でした。卒業生が戻って来てくれるのは嬉しいですね。

 

例年通り、今年度も9月にゼミ内研究発表会を行います。卒業生の皆さん、是非その際は議論を盛り上げて欲しいと思います。

 

 

2017/6/9

 

現在、講義で高校公民の授業をデザインしています。テーマは権力。学生6名がアイデアを出し合い、議論を進めてゆきます。

 

昨晩は16時半から21時まで議論。だんだんと形がまとまってまいりました。来週からは指導案を外へ公開し、7月の実践へ向けて多様な方々と議論を交わします。ここからが正念場。頑張って参りましょう。

 

 

2017/6/7

 

本日は、パンフレット「選挙について考えてみよう」の構想会議でした。

本パンフレットは、小学生向けの主権者教育教材です。岐阜市選挙管理委員会からご依頼を頂き本学社会科教育講座(有志)の学生が作成をしております。本日は岐阜市の選管職員とともに新しいパンフレットの作成を行いました。

 

まずは昨年度のパンフの反省から始まり、今年度の構想及び、具体的な記述内容まで全て考えていきました。会議は4時間強。終始、学生同士の大変白熱した議論が展開され、私は口を挟む隙もありませんでした。

 

本年度も完成したパンフをもとに、公開授業・研究会を行います。また本ブログでも日程のアナウンスをさせて頂きますので、ご関心のある方はぜひ遊びに来て頂けましたら幸いです。

参加した学生のみなさん、お疲れ様でした!

 

 

2017/6/2

 

本日は、岐阜大学附属中学校でp4Cの実践が行われました。授業者は社会科の前田教諭。歴史の単元を一通り終えたところで、生徒が自由に問いを立て、探究する学びでした。

 

現在、米国・英国の中学校との共同研究の計画を進めております。今回のテーマはWWⅡを考える場が多く見られましたので、生徒の歴史認識に関する国際比較が出来そうです。興味深い実践でした。

 

 

2017/5/28

 

National Council for the Social Studies(全米社会科教育学会)の関連学会の査読委員を拝命し、ここ数週間にかけて、担当原稿を拝読しておりました。私の担当は6本。本日締め切りだったのですが、なんとか査読を終えました。

 

今回、初めて海外(米国)の国際学会の査読委員を務めましたが、日本との査読システムが大きく異なることに驚きました。日本(社会科教育系)の査読は自由記述が中心で、査読者が比較的自由にコメントをする形が取られることが多くあります。しかし、NCSSは査読の観点が明確に示され、それに基づいて半ば機械的に行う項目が多く、査読者の自由裁量が極めて少ないものでした。どちらが良いかは分かりませんが、大変勉強になる機会でした。(写真は https://www.socialstudies.org/conference 参照)

 

 

2017/5/26

 

先日はシマノ財団の仕事で大阪の堺。過日住んでいた街でしたので、懐かしい思い出に耽りながら会議へ参加致しました。

 

今回の仕事は、弁護士・銀行員・NPO・大学教員が関わるものです。普段は教育関係者との仕事が多いですので、刺激的な時間でした。

 

大阪の関係者の方々。なかなかお会い出来ておらず申し訳御座いません。。。近々時間を作り、ゆっくり滞在したいと思っています。その際は是非お付き合いいただけましたら幸いです。

 

 

2017/5/24

 

先日はsony music records@東京で研究会議。7月に予定している中学校社会科実践、及び今後の共同研究に関する打ち合わせを行いました。

 

異業種とのコラボレーションは大変刺激的です。今回も打ち合わせの中で新しい可能性が多数生まれてきました。社会科教育だけでなく、社会的レリバンスの観点から教育を広くみていきたいと思います。イベント開催等の際には、適宜本ブログでも発信してまいりたいと思います。

 

 

2017/5/22

 

先日は、愛知県立高校の教員との打ち合わせを行いました。昨年度より、当該の学校が行う主権者教育のカリキュラムに関わらせて頂いております。その打ち合わせでした。

 

本年度は、社会系の授業だけでなく、学校カリキュラム全体の中で主権者教育の取り組みがなされます。目標は「生徒が自らの未来を切り拓くために主体的に地域社会に関わる」こと。まさに社会系教科を軸とした「民主主義的学校の構築(ガート・ビースタ)」の実践です。とても魅力的かつ先進的な取り組みですので、ディープに関わらせて頂けばと思います。関係の先生方、共に面白い仕掛けを考えてまいりましょう!

 

 

2017/5/20

 

先日は「岐阜県若者の選挙意識を高める会」の全体打ち合わせを行いました。例年、10名前後であった本団体ですが、今年は30名を超えました。そのため、前代表の笹俣君、現代表の松名さんがリードし、本年度は数名毎のプロジェクトチームに分けて活動を行う形となりました。

 

6月からは、主権者教育教材デザイン・プロジェクト(小学校版)が始動します。適宜報告をして参りたいと思います。

 

関係者の皆様、本年度も何卒ご支援・ご鞭撻の程、よろしくお願い申しあげます。

 

 

2017/5/15

 

週末は広島大学で科研の会議でした。

本科研は草原和博先生(広島大学)が代表の科研で、教科教育研究者の研究観を調査するプロジェクト。今年が最終年度になります。

 

二年連続で報告会やシンポジウムを開催いたしましたが、本年度も学会等で報告をする予定です。「教科教育に関わる研究者は社会科教育をどのように定義し、何をしているのか。また彼らは自身の社会的責任をどのように考えるのか」。大変興味深いプロジェクトです。

 

 

2017/5/12

 

先日は、ゼミ卒業生に講演をしてもらいました。内容は、社会科授業デザインにおける学校現場での学びと大学での学びの関係。自身の経験をもとに、大学生が大学で育てるべき「授業力」を話してくれました。

 

印象に残ったセリフは「とことん頭でっかちになってほしい」という意見。技術や子ども対応、学級づくりは現場で日々学んでゆく。しかし、大学時代に原理的・理論的に授業づくりを学ばなければ、その後の伸びしろが大きく変わってくるとの話しでした。私自身も、大変興味深く拝聴しました。ありがとうございました。

 

 

2017/5/10

 

「Voters」(明るい選挙推進協会発行)No.37,2017に岐阜大学教育学部社会科講座のメンバーで構成する「岐阜県若者の選挙意識を高める会」の活動内容が掲載されました。本記事は、平成28年度の「明るい選挙推進優良活動賞」受賞を受け、掲載を頂いたものです。

 

本活動、本年度も新しいメンバーを加えて始動致しました。今年は従来からの学習教材・授業作りに加え、さらに発展的に活動してゆく予定です。関係者の皆さん、面白いことを仕掛けてまいりましょう。

 

 

 

2017/5/5

 

「ひらめき☆ときめきサイエンス」(日本学術振興会)が採択されました。採択課題は以下です。

 

「社会を科学する!」

 

本課題は、私の科研「コミュニケーション理論に基づく社会科教育論の構築(若手A)」をベースに実施するものです。

 

今回は、中学生と政治家が政策論争をするプロジェクトを行います。そこに大学生や中学校教員も参加して頂き、様々な立場から政策を議論します。

本年度は、全国から30名の中学生を募集し、実施致します。実施は10月から11月にかけてを予定しています。また詳細が決まりましたら、本HPでもアナウンスをしたいと思います。

 

ご関心のある方は、ぜひご参加下さい。

(写真は昨年度版のチラシです)

 

 

 

2017/4/27

 

音楽を用いた社会科授業を実践しました。テーマは「ラベリングを疑うー『トリセツ』を用いた自己認識の批判的検討ー」。附属中学校の前田教諭、矢島教諭に実践を頂きました。

 

米国の社会科教科書やYoutubeなどにみられる様々な映像、そして西野カナ氏の「トリセツ」を用いて、社会的ラベリングを解体する授業を行いました。同じ指導案でも実施者によって授業は異なる展開を見せました。近日中に小学校でも同じ実践を行い、ゲートキーピングの実態を考えていく予定です。また学会で報告をしたいと思います。

 

2017/4/25

 

明日、岐阜大学附属中学校で音楽を用いた社会科授業を実践します。本日は東京からソニー・ミュージックレコーズの方にお越しを頂き、授業の最終打ち合わせを行いました。

 

この方とは2011年から共同研究を進めております。コラボは授業デザインだけでなく、キャリア教育や様々な領域へ派生し、細々と色々な取り組みを進めております。今回も新しい企画の打ち合わせを行いました。時期が来ましたら、本ブログでもアナウンスをさせて頂きたいと思います。

 

2017/4/17

 

中学生向け主権者教育教材が発行されました。

 

「Channel」岐阜県選挙管理委員会、明るい選挙岐阜県推進協議会

 

昨年から岐阜大学教育学部の学生が本教材作成へ関わらせて頂いております。今回は、学生らが熱く議論を交わした結果、模擬選挙をネタにしながら若者の政治意識の低下と、その現象に対する自身の位置付けを考える題材と致しました。

本教材は岐阜県下全ての中学生へ配布されます。社会科系の先生方は、是非授業で活用を頂けましたら有り難く存じます。(授業で活用される場合は、是非ご一報頂けましたら嬉しいです。)

 

2017/4/16

 

先日は歴史授業の実践。テーマは「歴史の見方」。附属中学校の社会科開きの授業として、社会科教諭の前田佳洋先生が実践されました。

 

今回は、16世紀から18世紀頃のアイルランドとイギリスの関係を用いて、歴史的「事実」を複数の見方から解釈する実践。本学の辻本諭先生とコラボし、デザインしました。生徒たちは様々な資料を当時の文脈に用いて解釈し、様々な歴史解釈を紡ぎ出しておりました。

 

 

2017/4/10

 

以下の書籍が刊行されました。

 

須本良夫・田中伸編『社会科教育におけるカリキュラム・マネジメント~ゴールを基盤とした実践及び教員養成のインストラクション~』梓出版社、2017

 

本書の特徴は、以下二点です。第1は、内容(contents)ではなく、能力(goal)ベースの授業デザインの方略を示しています。それも、理想的な指導案を並べるものではなく、実際に実践した指導案をネタに、子どもの切実性・学校組織・同僚性や社会諸科学の学問成果などをどのように仕掛けることで、どのような授業が展開できるのか。教師や子どもが置かれている社会的・文化的文脈に着目した授業の作り方を検討しています。

 

第2は、教員養成のあり方を論争的に示しています。今回は授業力に着目し、大学・学校現場・教育委員会・学会組織などは、どのような授業力をどのように育成しているのか。様々な主体へ「育成が求められる授業力」を自由に語ってもらいました。そのため、各主体の主張が極めて論争的になっています。

 

本書は、岐阜県で様々な授業を積極的に実践される先生が多数執筆をしております。ご関心のある方は、是非ご一読いただけましたら幸いです。

 



2017/4/6

 

以下の原稿が発行されました。

 

加藤一紀「『主権者教育の理論と実践』講師 田中伸」『会報』岐阜県高等学校教育研究会公民・地歴部会、56号、2017、pp.46-51

 

過日、岐阜県高等学校教育研究会 公民・地歴部会総会・研究大会で行った講演内容(要約)の文字起こしになります。学校教育を通した批判的主権者を育てる実践のあり方についてお話をさせて頂きました。

 

改めて見直すと、まだまだ語りたかった箇所が多々ございます。また、文字起こし原稿は私の論理展開が暴かれる様でお恥ずかしいとも感じました。ただ、もしご関心のある方がおられましたら、ご一読頂けましたら幸いです。

 

 

2017/4/5

 

以下の書籍をご恵送頂きました。

 

川口広美『イギリス中等学校のシティズンシップ教育ー実践カリキュラム研究の立場からー』風間書房、2017

 

従来の研究では「実践予定」のカリキュラムの分析が多くありました。そのため、授業を実施した結果やそこで育成された資質・能力の実態は見えませんでした。しかし、本研究は「実施した」カリキュラムを分析し、シティズンシップ育成の実態を明らかにしたものになります。英国シティズンシップの研究としてはもちろんですが、実践研究の分野としても大変興味深い研究です。ご関心のある方は是非ご一読頂けたらと思います。

 

川口先生、ありがとうございました。

 

 

2017/4/4

 

以下の著書をご恵送頂きました。

 

石川律子『小学校の子どもー学びの基礎をみつめてー』渓水社、2017

 

石川先生は、長らく広島の小学校に務めておられた方です。途中ウイーンの日本人学校でもご勤務をされ、多様な子どもを見つめて来られました。本書も、そのご経験をベースに子どもが「社会性を身につけ」「共有社会をつくる」ことの重要性を論じられております。小学校教員を目指される方は必見です。私も大変勉強になりました。

 

石川先生、御恵送頂きありがとうございました。

 

 

 

 

2017/4/3

 

以下の論文が刊行されました。

 

田中伸・前田佳洋・矢島徳宗「社会科教育実践における教師のゲートキーピングー消費者市民社会の構築を目指した学校と社会のコミュニケーションー」『岐阜大学教育学部研究紀要』2017、pp.37-49

 

中学校社会科単元「私たちの暮らしと経済」を事例に、論理も展開も全く異なる2つの授業を実践。学級や子どもに合わせた授業のデザイン・マネジメントの仕方やその方略を論じました。

 

また、本授業は消費生活専門相談員の方にも参画頂き、現実社会の文脈で議論する展開を重視しました。ご関心のある方は、是非ご一読頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

 

2017/3/31

 

先日は東京で開催された大杉昭英先生(国立教育政策研究所)の退官祝賀会へ参加をさせて頂きました。祝賀会は全国から大変多くの方々がご来場され盛大な会となりました。

大杉先生には、個人的にも科研をはじめ様々な場面でご指導を頂いております。本年度だけでも2度の海外出張、3度の国内での研究実践を含め、多くの場でご指導・ご鞭撻を頂きました。引き続き、先生から多くのことを学ばせて頂きたいと思います。

 

 

2017/3/27

 

先日は岐阜大学の卒業式でした。我がゼミも3名が無事卒業。2名は小学校教員、1名は他大学の大学院へ進学します。

 

この1年間だけでも、論文発表4回、その他各種イベントでの取りまとめ、メディア出演、講演など、色々なことをこなしてくれました。彼らの努力と能力の高さに改めて感謝しております。

過日ゼミで三重へ旅行した際、写真のケーキや記念品まで頂きました。私の方が感謝すべきところですが、突然のサプライズにとても感激しました。

卒業してバラバラにはなりますが、いつでも大学へ戻ってきてほしいと思います。卒業おめでとう!

なお、ゼミ生の卒論概要を以下へ掲載いたしました。またご関心のある方はお読み頂けましたら幸いです。

https://www.nobolta.com/seminar2016/

 

 

2017/3/24

 

本日は現ゼミ生(四年生)と新ゼミ生(三年生)との顔合わせでした。四年生から卒論の進め方等の説明があり、その後、新しいゼミ生が卒論のテーマを発表。皆で議論を行いました。

 

四年生は相変わらず鋭い質問やコメントを投げかけ、とても頼もしく思いました。我がゼミは現役生の卒論指導に往年の卒業生も加わります。皆で現役生の研究を盛り上げて行きたいと思います。新ゼミ生は彼らを打ち負かすべく、頑張ってもらいたいと思います。

 

 

 

2017/3/19

 

科研でフランスに来ております。今回は歴史とシティズンシップの関係の調査。歴史(及び地理)学習の中でどのように市民・国民意識は扱われているのか。パリとリヨンの学校を訪問し、このようなことを調査しています。

 

フランスはナショナル・カリキュラムの影響が大きい国です。教育内容が明確に規定されています。しかし、学校現場では意外にも教師が教科書や様々な学習材を用いて、授業を自由にゲートキーピングしている様子が見られました。特に、高校の歴史授業は、生徒自らが歴史の解釈を作り出す展開。授業中教師はほとんど話すことなく、生徒同士の議論により授業が展開していました。とても勉強になりました。

 

 

2017/3/15

 

先日は、東京都内の高校にて価値判断の授業を実践頂きました。授業者は小貫先生。倫理領域の実践で素晴らしい授業をされる先生です。

 

今回は、パンデミックを事例とし、優先医療を生徒が判断する授業です。我々の計画を小貫流にゲートキーピングし、素晴らしい実践を行なって頂きました。またどこかで報告してまいりたいと思います。小貫先生、ありがとうございました。

 

 

2017/3/10

 

先日もハワイ大学で長時間のミーティング。終始頭をフル回転させて疲れましたが、共同研究の筋道と方法論が確定し、良い議論でした。夜は仲間の研究者のご自宅に御招待を頂きました。坂の上にあるご自宅からはダイヤモンドヘッドやビーチを一望。素晴らしい景色を眺めることが出来ました。

 

ハワイアン料理を堪能しつつ、食事中は終始研究の話。デューイについてかなり詳しくなりました。

 

 

2017/3/8

 

研究会議でハワイ大学に来ております。現在、米国研究者とともに対話を用いた教育論の研究を進めており、次年度NCSS(全米社会科教育学会)で発表を予定しています。本日は現時点までの研究成果を互いにプレゼン、協議を行いました。ビーチにも行かず長時間に渡るディスカッションでしたが、子どもの対話をベースに授業をつくるストラテジーが整ってまいりました。大変興味深い議論でした。

 

今回は学校でのトライアル・検証も行います。多少、海が恋しい思いはありますが、刺激的な訪問となっています。

 

 

2017/3/7

 

先日は原田智仁先生の退職記念祝賀会に参加をさせて頂きました。原田先生の打ち立てた「理論批判学習」からは、大変多くのことを学ばせて頂きました。また、近年はエンパシーについてご研究をすすめておられ、常に様々なアンテナを伸ばされ、ご研究をされております。ここ6年ほど海外調査で毎年ご一緒させて頂いており、先生のアクティブさとアグレッシブさを身近で感じておりました。

今後も、原田先生のご研究や姿勢から、多くのことを学びとらせて頂けたらと思います。

 

 

2017/3/5

 

先日は広島大学にて調査・報告を行いました。教科教育学者のアイデンティティーに関する調査です。教科教育学を担当する教員は自身の社会的責任をどのように捉えているのか。「研究」「実践」に関する定義の多様性が興味深い調査です。

 

・・・・・寺家駅が開通した様です。私が当時住んでいた街並みも大きく変化しておりました。西条駅も過日大きく変わりました。次年度の学会は広島大学で開催されます。街の変化を憂うだけで無く、変化も楽しみたいと思います。

 

 

2017/3/4

 

先日は、小原友行先生(広島大学教授)の退職記念祝賀会に参加をさせて頂きました。小原先生は社会科教育へ「ディシジョン・メイキング(意思決定)」の原理を取り入れた先駆者です。大学院時代は大変なご指導を頂き、その都度研究の方向性を示して下さいました。私の博士論文の副査でもありました。当日頂いた資料は「ジョン・デューイを追いかけて」。引き続き先生のご研究から多くのことを学ばせて頂きたいと思います。

 

 

2017/3/2

 

修士論文の中間報告会を行いました。副査の先生方の前で1年間の研究成果を発表。我がゼミの加藤氏もしっかりと発表をしてくれました。

 

彼のテーマは社会参画を用いた社会科教育論の開発。卒業論文から引き続き研究を深めております。現在は外国人児童生徒やメディエーション等に着目しながら、実証的に研究を深めております。引き続き頑張って欲しいと思います。

 

 

2017/2/26

 

先日は文化交流。空港へ向かう前に我がゼミ生とともに名古屋を観光しました。短い時間でしたが、名古屋城や徳川園を散歩し、リフレッシュ出来る時間となりました。(ゼミ生の皆さん、素晴らしいコーディネートありがとうございました!)

 

観光後は、2018年にイタリアで予定している学会発表の打ち合わせ。詳細はまだ明かせませんが、今回の共同研究をもとに、子どものダイアログとコンテンツの関係、及びその研究方法論について発表予定です。また適宜情報を発信したいと思います。

 

 

2017/2/25

 

先日は、招聘している研究者とともに日本の授業を観察し、共に分析・議論を行いました。

 

日本では、附属中学校の前田教諭に「少子高齢化と財政」のテーマで、授業を展開してもらいました。授業は、コンピテンシー・ベースドを意識した、価値的内容を軸にし、生徒が無意識に持っている社会保障に関わる思想をあぶり出す展開をとりました。

授業後、招聘している研究者とともに授業の検討。岐阜各地から教員が集まり、コンテンツとコンピテンシーの関係、生徒の切実性と価値観の関係など、様々な議論が展開。招聘している研究者からは、価値観の分類方法や、student-centerd-approachに基づく様々な改善案が示されました。大変貴重な時間でした。ご参加頂きました先生方、ありがとうございました。

 

 

2017/2/24

 

イギリスからシティズンシップの研究者を招聘し、国際会議を行います。先日は、大学での講演、会議、及び附属中学校にて授業見学を行いました。

 

色々な授業を拝見しましたが、琴の授業へは飛び入り参加をさせて頂きました。担当の先生のご尽力も頂き、貴重な文化交流を楽しませて頂きました。関係の先生方、ありがとうございました。

 

 

2017/2/22

 

ゼミの卒業生が来学してくれました。現在は高校に勤務しており、次年度から担当科目の大幅なカリキュラム改革を行うとのこと。その相談でした。

 

結果、対話や探究をベースとした、社会問題学習で年間カリキュラムをデザインしてみることになりました。ただし、教科書の構成に則る形で、目標・方法に仕掛けを組んでゆきます。あくまでも実現可能なものとして、カリキュラムをリ・デザインしていきます。次期学習指導要領を踏まえたモデルカリキュラムになる可能性を秘めた刺激的かつ魅力的な取り組みです。

卒業生との研究コラボは大変嬉しく、楽しい時間です。卒業後も大学へ戻って来てくれること、とても嬉しく思っています。本取り組みを含め、今後も色々と進めてまいりたいと思います。

(写真は「高等学校新設科目『公共』にむけて(日本学術会議)」)

 

 

2017/2/21

 

本日は小学校で主権者教育の研究実践を行いました。テーマは「選挙が内在する課題・問題点を考える」。模擬選挙を実施し、死票の意味と役割について分析する授業を行いました。社会科講座の3年生が岐阜市選管とコラボし作成した副教材をもとに、授業をデザインしました。

 

模擬選挙自体は意味がありません。本授業では、模擬選挙を導入とし、授業の核に死票の分析を置き、現代の選挙が抱える課題を探究しました。小学校の政治学習は検討すべき論点が多数あります。引き続き、考えて参りたいと思います。

 

 

2017/2/10

 

先日は卒業論文発表会でした。我がゼミは以下の論文を執筆。その成果を発表しました。

 

・討議フレームワークを用いた多元的選択肢をつくりだす合意形成学習論
 -ユルゲン・ハーバマスのコミュニケーション理論を援用して-

・子どもの発見に根ざした問題解決の理論と実際に関する研究 

・社会科教育における政治リテラシー育成論-反省的実践家の育成を目指して-  

 

皆さん、卒論の枚数は100枚(13万字)を超えました。もちろん、枚数が全てではありませんが、これだけの量を執筆するだけでも相当の努力が必要です。本当によく頑張ってくれたと思います。

 

ただ、我がゼミはまだ終わりません。再来週には英国から研究者を招聘し、国際会議を行います。まだまだ活躍してもらいたいと思います。引き続き、よろしくお願いします。


2017/2/7

 

本日は岐阜県選挙管理委員会から依頼を受けて一部制作協力をさせて頂いている中学生向け主権者教育パンフレット「channel」の制作でした。

 

県選管からの依頼は、中学校で実際に使える教材。学生8人が力を合わせて、議論を重ねました。4月には岐阜県内の全中学校へ配布されます。是非、授業で活用して頂けたら有り難く存じます。

 

なお、岐阜市選挙管理委員会とともに作成した小学校向け主権者教育の教材が先日完成致しました。その教材を使い、2月21日に市内の小学校で実践(六年生向けの社会科授業)を行うことになりました。当日は、授業実践及び授業検討会を行います。観覧可能ですので、ご関心のある方は、ご一報頂けましたら詳細をお伝え致します。皆で小学校段階における政治学習の理論と実際について、検討したいと思います。

 

 

2017/2/4

 

先日は本学の卒論提出日。我がゼミも全員無事提出することができました。

 

テーマは、問題解決学習の再解釈や、英国シティズンシップの分析、ハーバーマス・・・など、多岐に渡ります。朝4時に原稿を送ってくる人、学生控え室に寝泊まりをし続けた人、皆さんそれぞれ頑張ってくれました。後日、HPへ概要を掲載致しますので、ご関心のある方はお声がけ下さい。ゼミ生の皆さん、お疲れ様でした。

 

 

2017/2/1

 

朝日新聞に以下の記事が掲載されました。

 

「消費トラブル対応 中高生学ぶ」

(朝日新聞 2017年1月29日 朝刊)

 

過日、岐阜大学教育学部附属中学校で実践した消費者教育実践の記事になります。「消費者保護」ではなく「消費者主権」を軸とした実践。引き続き考えて参りたいと思います。

2017/1/27

 

過日撮影された以下の番組が放送されました。

 

岐阜県政ほっとライン(ぎふチャン)

 

「岐阜県若者の選挙意識を高める会」の活動取材、及び私は若者の政治意識と投票行動をお話しています。少しでも政治を考えるきっかけとなればと思います。

 

29日は岐阜県知事選挙投票日です。投票率やその質はどうか。注視して参りたいと思います。

 

 

2017/1/25

 

科研の調査で英国に来ております。4年ほど前から進めている共同研究です。今回は日英で同じ授業を実践し、そのマネジメント過程と生徒の対話を比較・分析します。今回はリーズ郊外にある特定の学校へ連続して入り込み、調査を行なっています。今回は附属中学校の前田佳洋教諭と一緒に来ております。

 

英国は大変寒いですが、コートを持参し忘れたため、学校往復はかなりこたえます。。。寒さに負けず、進めたいと思います。日本版の実践は2月後半に岐阜市内の学校で行います。参観可能ですので、ご関心のある方は、お声がけください。

 

 

2017/1/21

 

先日は、科研でデザインした授業を岐阜の中学校で実践しました。優先医療をどのように価値づけるか。生徒がチームになり、パンデミックの状況下でワクチンを分配する順序を検討しました。

 

当日は、岐中社の企画として実施してもらったため、岐阜の中学校社会科の多くの先生が参観されました。岐阜県の社会科教育は転換期にあります。引き続き、先生方と検討を続けてまいりたいと思います。

 

 

2016/1/17

 

本日はゼミの卒業生が訪ねてきてくれました。二年前に卒業し、高校教員をしながら都内の大学院へ進学したゼミ生です。本日は、麻布十番のかりんとうと共に、完成した修士論文を持参してくれました。高校に勤務しながらの修論作成は大変だったと思います。しっかりとその成果を拝読させて頂きたいと思います。

 

当該のゼミ生とは、4月以降に予定している政治教育実践のコラボについて相談を致しました。卒業後もゼミ生と繋がりを持てることは大変嬉しいことです。高校の実践をいろいろと仕掛けて参りたいと思います。

 

 

2017/1/14

 

本日は大寒波の影響で雪です。

岐阜大学も写真の雪景色となりました。

 

大学へお越しの方は各種交通網が乱れる可能性があります。時間に余裕を持ってお越し下さい。

2017/1/12

 

本日の講義(社会科授業実践論)は模擬授業。三年生が高校日本史の授業を展開してくれました。

 

テーマは「雑誌広告から見る太平洋戦争」。戦前・戦中・戦後の雑誌広告の内容、および経年変化を分析し、「雑誌広告などの情報は、戦時下の日本にどんな意味があったのだろうか」という課題を、生徒が追究する授業でした。最後は現代における米国にみられる情報戦を分析する。荒削りではありますが、興味深い授業でした。

 

 

2017/1/11

 

本日は、読売新聞の取材でした。社会科教育講座の学生4名に対し、1月に行われる岐阜県知事選に対する思いや考え、また、政治に対する意識や考え方のインタビューが行われました。

 

議論は、地域交通や地域のPRの問題、そこから大学生に対する主権者教育など、多岐に渡りました。大変面白い議論でした。

 

記事となりましたら、またご報告致します。

 

2017/1/5

 

以下の国際シンポジウムが開催されます。

 

シティズンシップ教育と共和主義

  ー哲学・政治学の観点からー

 

日時;2017年1月7日 13:30-16:30

場所;キャンパスイノベーションセンター東京

 

 

シティズンシップ教育の政治哲学的基盤には、自由主義と 共和主義があると言われてきた。しかし、共和主義につい て我々は本当に理解してきたのだろうか。共和主義の新た な解釈を基に、シティズンシップ教育の次のステップを探る 

 

私も参加致します。

ご関心のある方は是非ご参加下さい。

2017/1/1

 

謹賀新年

 

新年、明けましておめでとうございます。

昨年は大変多くの方々にご指導・ご支援を頂き、充実した一年となりました。

本年も、教育・研究において様々な取り組みを仕掛けて参りたいと思います。何卒変わらぬご指導の程、よろしくお願い申しあげます。

 

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