official blog, 2021

 

 

 

2021/12/25

 

以下の新聞にコメントが掲載されました。

 

岐阜市長選・無投票浮上で識者指摘

市民「わがことと考えて」中日新聞12月24日朝刊

 

1月に予定されている岐阜市長選に対する記事になります。ご関心のある方は是非。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/12/24

 

以下の書籍が刊行されました。

 

『新・教職課程演習 第17巻 中等社会系教育』協同出版

 

私は中等社会系教科のカリキュラムの考え方・作り方として、「カリキュラムマネジメントを説明しなさい」という項目を執筆しております。ご関心のある方は是非。

 

 

 

 

 

 

 

2021/12/23

 

先日は、知立東高等学校からM先生が来学。昨年度まで関わらせていただいた当該高校をあげて行っている企画「知立市への政策提言」の様子をご報告賜りました。総合的学習の時間を核とし、主に社会系教科と連携しながら行っています。大変刺激的で魅力的な授業です。

 

その後は、3月に我が研究室が知立東でで実施させていただくDiscuss Our Societyの打ち合わせ。まだ詳細を明かすことは出来ませんが、打ち合わせでも色々なアイデアが出てまいりました。いつもながらM先生に感謝致しております。面白い実践に出来るよう、DOSのメンバーで努めたいと思います。

 

 

 

 

 

2021/12/22

 

過日は仙台へ。藤井先生(横浜国立大学)、田端先生(宮城教育大学)、福井先生(鹿児島大学)と共に、中学校の道徳の授業を拝見しました。

 

テーマはハインツ問題。対話をベースとした授業でした。授業におけるsafetyの保証をどのように考えるのか。つまり対話をどのように成立させ、教師はそこへどの程度介入し、ファシリテートするのか。色々と考える場となりました。

 

授業後は、この土地の名物であるウーメンを囲みながら色々と打ち合わせができました。面白い授業を展開いただきました半沢先生(白石中学校教諭)、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2021/12/15

 

以下の新聞にコメントが掲載されました。

 

中日こどもWEEKLY(12月4日)

 

今回のテーマは皇室典範。タイムリーな話題でもあり記者の方とも色々と話し込みながら、コメントをさせて頂きました。面白い記事となり、嬉しく思っています。ご関心のある方はお読み頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

2021/12/14

 

浅野先生(海津市立高須小学校)より以下の書籍をご恵送頂きました。

 

「『主体的に学習に取り組む態度』を育てる社会科授業づくりと評価」明治図書、2021

 

目次は以下。「主体的に学習に取り組む態度を育てる社会科授業の理論」「主体的に学習に取り組む態度を育てる社会科授業&評価プラン」「対話により主体的に学習に取り組む態度を育てる社会科授業&評価プラン」「新たな問いの発見により主体的に学習に取り組む態度を育てる社会科授業&評価プラン」

 

主に小学校をターゲットとした内容構成です。時間をつくり、しっかりと拝読させて頂きたいと思います。浅野先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

2021/12/7

 

新しいプロジェクトが始動。テーマはp4cカリキュラム研究。教育哲学や哲学、教科教育、教育学などの領域のメンバーで、全国9大学、10名の研究者によるプロジェクトです。民間の競争的資金をベースにしたもので、当面は3ヶ年計画で進めてまいります。

 

先日は第1回会議を開催。「初めまして」の方もおられたため、会議のメインは自己紹介でした。すでに国内外で色々な仕事を請け負っているメンバーで、中には海外の国際会議の理事メンバーもおります。メンバーの1人が会議終了後「個性の塊が集まった様なメンバーですね」と仰っていましたが、なかなか刺激的なメンバーが集まってくれました。心より嬉しく思っています。

 

多忙な方々の集合体。初回会議はとても盛り上がりました。引き続き、モチベーション高く進めてゆけるよう、努めたいと思います。関係の方々、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

2021/12/2

 

先日は、関にある企業や会社の社長さんら3名が来訪。若者と政治をつなぐイベント企画についての相談でした。

 

次年度、関市で民間発の大きなプロジェクトを一つ実施する予定とのこと(詳細は後日)。それに関するヒアリングと、高める会とのコラボの可能性についてご相談を頂きました。

 

お話しを伺う中で、政治に対する様々な意識について、(来訪頂いた3名の方のフィルターを通してですが)岐阜市と関市の違いを色々と感じることが出来、勉強になりました。実際にどのように動くか、コラボできるかどうかは未知数ではありますが、会議自体は刺激的で楽しい時間でした。(写真は、過日撮影したもので、関のイベントとは無関係でございます)

 

 

 

 

 

 

2021/12/1

 

先日は神戸女子大学の学生が来訪。現在進めておられる卒業論文で主権者教育を扱う様とのこと。神戸から質問・インタビューに来られました。

 

色々とお話しを伺う中で、シティズンシップと主権者教育の関係や、具体的な授業として何がどこまで可能なのか(学校で生徒の主権者意識をどこまで扱うことができるのか)、といった点を検討されているとのこと。すでに具体的な授業のプランも持っておりました。

 

2時間弱の時間でしたが、様々なご質問を伺う中で、私自身も刺激を頂くことが出来ました。楽しい時間でございました。いただいた「神戸土産」は大事に家族で賞味させて頂きました。卒論が順調に進むことを願っております。

 

 

 

 

 

2021/11/29

 

土日は社会科教育法の集中講義@岐阜大学でした。諸般の事情で出張が多く、集中という形で実施しました。

 

2年生向けの講義ですので、社会科教育の原理的な話や、社会科の類型論、合わせて構造図などの作り方・使い方を考えてゆきます。途中、他のチームが作成した構造図などを批判をベースに検討します。なかなか辛辣な内容もありましたが、それでも朝から晩までしっかりと参加をしてくれました。

 

それにしても、ここ数年、集中講義が終わると体力を激しく消耗するようになってきてしまいました。諸先輩方に習い、まだまだ頑張らないといけません。ドリンク剤ではなく、根本的に体力づくりに努める必要がありそうです。改めてそのことを感じた週末でした。

 

 

 

 

 

2021/11/28

 

先日は矢島先生(岐阜町立北小学校)の授業を見学。「自主研究」の希望があり、共に関わらせて頂きました。テーマは「凶悪事件をニュース番組で取り扱うべきか」でした。

 

昨今頻出している車内の凶悪事件を事例に、皆で議論をする授業でした。「扱うべき」側は、危険性の明確化、事件を周知する必要性など。「扱わない」側は模倣犯の可能性など。段々と議論が白熱し、「一度ネットに上がった情報をどのように考えたら良いのか」へと展開。「犯人が反省した後も困る可能性がある」という点から、プライバシー権の議論へ。その上で報道のあり方を考える展開となりました。

 

久しぶりに矢島先生の授業。さすがの展開で大変勉強をさせて頂きました。また、見学にこられていた若い先生も関心を持ってくれたようで、その日に同じ授業を実践されたとのこと。授業が伝播してゆくのは有難いことです。矢島先生、またやりましょう!

 

 

 

 

 

 

2021/11/25

 

公民科教育法2の講義。4年生向けの講義で、諸外国の社会系教育を事例に日本の社会科を再照射しています。

 

前回までは米国社会科を事例に、社会科のカリキュラム論の検討をしていました。今回は博士課程の中山智貴さんが自身の研究領域であるドイツを事例に、社会系教科の構造と実際を講義してくれました。

 

講義のために、ドイツの授業や教員養成に関わる映像を翻訳し、字幕つきのショート動画まで準備。国家・州レベルの教育制度の説明からはじまり、特定の小学校の時間割も紹介。ドイツでも課題となっている教員不足なども指摘しながら、わかりやすく講義を展開してくれました。

 

 

 

 

 

2021/11/24

 

先日特許を取得いたしました、Discuss Our Society。イベント時はおそろいのパーカーなどを着用し、行っていました。

 

ロゴマークが決まった際、試作品としてロンTを作りました。晴れて特許取得となりましたので、今後量産してまいりたいと思います。

 

チームには、Executive DirectorやDirector、Managerなど複数の役職がございます。仲間の皆さんと共に、盛り上げてまいりたいと思います!

 

 

 

 

 

2021/11/23

 

本年度も、自転車を通して社会問題を考える企画「こんな自転車欲しかってん!コンテスト」(自転車博物館@シマノ)が行われました。

http://www.bikemuse.jp/event/child/planning/

 

今回は14回目。審査委員長を拝命してから9回目位?かと存じますが、小中学生をあわせて、全国から1970名という、過去最高数の応募がございました。本コンテストは、論理性、デザイン性、発想力を問います。年々レベルが上がっておりますが、本年度も審査は困難を極めました。もちろん、大変嬉しいことでございます!

 

 

本年度は、様々な文脈において社会的に困難を抱えている方に焦点を当てた作品が多く見られました。私自身も感じていることですが、社会の不寛容、生きづらさ、多様性の欠如などにフォーカスしたものが目立ちました。小中学生は社会をどのように捉え、そことどのように対峙し、自身を位置付けているか。小中学生が抱える社会の課題や問題が表出され、私自身も色々と考えさせられました。

 

今回は、学校の授業で取り組んで頂いた学校・学級も複数ありました。論理的思考力を鍛える一つのツールとして、是非ご活用を頂けたらと思います。改めて、学校関係者を含め、関係の方々へ深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

2021/11/13

 

時間を見つけてジムへ通っていますが、早朝、ジムへ行くと珍しい「湘南ナンバー」の車が。気になり話しかけてみると、湘南エリア出身で、大学進学のため岐阜へ来ているとのこと。驚いたのは、私と同じ高校(逗子開成高校)出身の学生でした。進学先は岐阜大学医学部。学部は違いますが、現在の所属も同じでした。

 

年齢は20位違いますが、ジムの外でしばし歓談。神奈川県にある私立の男子校ですが、私が習った社会科の先生もまだおられる様で、母校の話で盛り上がりました。

 

先方からすると「早朝、髭を蓄えたロン毛のオジサンに話しかけられた」という、事故的な出来事だとは思いながらも、こちらは朝から楽しく、幸せな時間でした。(写真は母校近くの海です。久しく行くことが出来てないので、懐かしく思い出しました)

 

 

 

 

 

 

 

2021/11/11

 

朝日新聞との企画第2弾。

 

若者の投票『今後に期待』10代投票率43.01% 「変化の動き肌で感じた」(11月6日 朝日新聞) 

 

今回、衆院選を通じて考えたこと、また変化した(しなかった)意識についての整理です。

 

面白いことを語ってくれています。ご協力いただきました5名の学生には感謝。ご関心のある方は是非お読み頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/11/9

 

この度、Discuss Our Society の特許を取得いたしました。申請から約1年かかりましたが、無事商標登録され嬉しく思っています。

 

引き続き、色々と企画を進めて参りたいと思います。関係の皆様、面白く刺激的なプロジェクトを創って参りましょう。引き続きよろしくお願いいたします。また、ご関心をお持ちの方は是非ご一報ください。

 

 

 

 

 

 

 

2021/11/7

 

先日、所用の際に横浜へ移住したゼミ生(名畑くん、片岡さん)と会うことが出来ました。二人とも、岐阜とは異なる文化、空気感、権力と折り合いをつけつつも、楽しんでおられる姿に安心を致しました。ハワイ料理を楽しみつつ、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

 

横浜は我が地元。ただ、数年ぶりに訪れた桜木町は色々と変わっており、目的地が見つからず右往左往。昔はどんな裏道も把握していた街ですが、記憶の中にある姿とは異なる街へと変化していました。ただ、港町が纏う空気感は変わらず、少しホッと致しました。

 

 

 

 

 

2021/11/2

 

朝日新聞との企画です。

 

「投票行く?若者の政治意識は」(朝日新聞10月29日)

 

メディアが作る選挙の「論点」ではなく、大学生が考える社会や政治の問題を議論し、そこから選挙の論点を検討した企画です。途中、芸能人が若者向けに投票を呼びかける動画「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」に対する「違和感」も議論となりました。

 

当日は紙面に掲載されているものに留まらず、メディア報道のありかたを含め、様々な議論が展開されました。この企画を採用頂いた記者の方に感謝いたしております(しかも大きな紙面!)。大変有意義な議論でした。

 

 

 

 

 

 

 

2021/11/1

 

中日新聞と我が研究室との共同企画が掲載されました。

 

「岐阜大生 選挙戦どう見る」(中日新聞10月30日)

 

「政治」をミクロに捉え、2名の学生にみられた思考の履歴(公示日から終盤戦まで)を丁寧に見ることで、政治意識や社会への見方や視点の変化を追う企画です。結構、面白いものになった気がいたします。

 

内藤さん、井戸君、感謝。引き続き、様々な観点から社会を考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/10/31

 

先日は附属で政治の授業。授業者は岸先生。p4cで、生徒が立てた問いは「今の社会において、投票の『数』と『質』のどちらを優先させるのがベストか」を考えました。

 

対話は、「質(量)とは何か。どのように定義するのか」という、お決まりの議論からはじまり、「数は民意か(民意とみなされることに妥当性はあるのか)」「投票の価値とは何か」など多様な議論へ。最終的には、本単元(政治と私)全体で何度も議論している「民主主義の原理と限界」へ。生徒の「前のめり感」を再び見ることが出来、刺激的な時間でした。

 

授業は、岐阜高校から3名の先生方(三浦先生、加藤先生を含む)が参観。授業後は(皆さんすぐに職場へ戻る必要があったのに)自然発生的に検討会開催。そこでも建設的な議論が展開されました。大変面白く、考えさせる授業を展開してくれた岸先生にはもちろん、チームで授業を考えることが出来、楽しい時間でした。

 

 

 

 

 

 

 

2021/10/29

 

先日、「高める会」が実施した衆院選のマニフェスト分析プロジェクトが新聞に掲載されました。

 

「岐大生、政党マニフェスト前回と比較 検証」(朝日新聞 10月28日)

「岐大生 各党の公約分析」(読売新聞10月28日)

「若者目線の公約『増えた』」(岐阜新聞10月28日)

「コロナ、教育 どうする?」(中日新聞10月28日)

 

ご関心のある方はお読み頂けましたら幸いです。

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/10/28

 

本日は福井先生(鹿児島大学)をお招きし、研究会を開催いたしました。

 

附属の岩田先生が前期過程(小学校)5年生の授業を行い、それに対して指導助言、及び講演を頂きました。

 

授業のテーマは「わたしたちの生活と工業生産」。p4cのテーマは「ものをつくるとは?」でした。車が持つ価値は何か。またそれは洋服のそれとは異なるのか。ものを買う側・作る側の意図は。「生きるため」のものづくりとは何か。多様な対話が展開されました。

 

福井先生のご講演は「p4cから見る対話的な学びに関する論点-意味の問いなおしと関係の構築-」。問い直すことは共同体をつくることであり、そこに授業や学校の存在を重ねることの重要性をお話し頂きました。大変刺激的で有意義な時間でした。福井先生、素晴らしいお話しを頂き、私自身も大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

2021/10/26

 

本日は某新聞社のインタビュー。衆院選に関わり、マニフェストを読んだ上で、大学生が考える社会問題を議論しました。

 

現在、さまざまなメディアや候補者が「争点」や「論点」を提示しています。ただ、それらは本当に争点なのか。このような視点から、自由に議論をしました。

 

様々な観点が出されましたが、面白かったのは「低投票率」に対するメディア報道の分析。投票はあくまでも手段だが、そこにフォーカスが当たりすぎていることの問題性を議論。民主主義や市民の政治参加をどのように考え、メディアは「低投票率」を如何に分析し、報道すべきか。私自身も考えさせられる論点でした。まずは、このような企画を採用して頂いたことに感謝しつつ、引き続き考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

2021/10/25

 

本日は、我がゼミ博士課程学生(中山氏)の課題研究。副指導教員である梅津先生(鳴門教育大学)、山田先生(岡山大学)を交えて、ご指導を頂きました。

 

ドイツの文化教育を事例に、「文化的参加」という概念を考えております。発表では、現在の到達地点と今後の課題を含め20分程度の発表。その後、70分程度ご指導をいただくことができました。厳しいご指導ではありましたが、博論の幹や、研究方法論を含め、多岐にわたるアドバイス、また全てが建設的なもので私自身も大変勉強になりました。

 

大変ご多忙な時期にご指導を頂きましたこと、改めて梅津先生、山田先生に心より感謝申し上げます。中山君、引き続き頑張って参りましょう。

 

 

 

 

 

 

2021/10/24

 

田端先生(宮城教育大学)より以下の書籍をご恵送頂きました。

 

田端健人著『子どもの言葉-データサイエンス入門 形態素解析システムjReadabilityの活用と検証-』パイディア出版

 

子どもの言語活用能力の向上を測定し、可視化することで統計的に検証するという、エビデンス・ベースドな調査研究領域の拡充という野心的な試みです。重要なのは、これを現象学の専門家である田端先生が行うことに、新たな意味があると解釈させて頂きました。時間をとって、しっかりと学ばせて頂きたく存じます。田端先生、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/10/22

 

以下の新聞が掲載されました。

 

「若者は後回し?」岐阜新聞(10月18日朝刊)

 

ご関心のある方は是非。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/10/17

 

現在、衆院選に関わり3つの新聞社と企画を進めています。

 

昨日は某新聞社との打ち合わせ。その方とは出来るだけ「メジャー」ではない論点を取り上げ、検討することで合意。様々なイシューが社会にありますが、対象が小さいものほど「(見え)無いこと」にされます。そこにフォーカスをする形になりました。

 

 

気の合う(?)記者の方とともに仕事ができることに感謝しつつ、社会へメッセージを出してまいりたいと思います。モチベーションが上がる仕事が出来ることにも感謝しながら、努めてまいります。(写真は、これも大きくモチベーションを上げる事が出来るツーリング。家から1時間でたどり着ける山奥の写真です。)

 

 

 

 

 

 

2021/10/15

 

渡部先生(東京学芸大学)より以下の書籍をご恵送頂きました。

 

ハロルド・バーラック、フレッド・ニューマンほか著、渡部竜也、南浦涼介、岡田了祐ほか訳『真正の評価-テストと教育評価の新しい科学に向けて-』春風社、2021

 

内容は、「評価についての新しい科学が必要だ」「社会科における言説の評価」「真正のアカデミックな学びの性質」「学力/学習成果(achievement)を捉える」「アカデミックな学びの評価に向けたいくつかのアプローチ」など、刺激的なものが多く含まれています。帯に書かれている「心理測定パラダイムから文脈的パラダイムへの変革」というキーワードも刺激的です。

 

まだ訳者が書かれたコラムの一部を拝読させて頂いた段階ですが、社会科だけでなく、学力論、評価論を原理的に検討する際のバイブルになると感じました。しっかりと時間をとって学びたいと思います。渡部先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

2021/10/14

 

先日は草原先生(広島大学)が主導するイベント「主権者教育の改革を考える(7)」に参加。私は指定討論を担当させて頂きました。

 

主権者教育改革を政治的中立性、教科論やカリキュラム、教育の実態、評価と試験など、さまざまな観点から検討されておられます。今回は企画の最終回。日本版「ボイテルスバッハ・コンセンサス」考がテーマでした。

 

会では、草原先生の主旨説明、池野先生による全6回分の論点整理が行われ、その後大学院生の小栗氏(中学生の社会参加を促進・抑制している教育課程とは何か)、吉田氏(高校教師は政治的中立性をどのように受け止めているか)、兵庫県の学校教員(社会参加を促進する教育課程のつくりかた)による発表がありました。

 

指定討論の唐木先生(筑波大学)は社会参加の教育課程上の意義や実態、またその具体化について質問、私は制度化が内在する権力性などに関する質問をさせて頂きました。刺激的なセッションで、大変勉強をさせて頂きました。引き続き、考えてまいりたいと思います。https://evri.hiroshima-u.ac.jp/18814

 

 

 

 

 

 

2021/10/13

 

現在、博士課程の学生と共に共同研究を進めております。メンバーは兵庫教育大学の吉水先生、福井県の中学校教諭の行寿先生、我が研究室博士課程の中山さんです。

 

今回は地理がテーマ。ジオケイパビリティの捉え直しなどを行いながら、「見方・考え方論」を検証しています。何度か研究成果を発表して頂きながら、なんとか骨子が固まってきました。これから論文執筆に向かいます。引き続き、行寿先生、中山さんには頑張ってもらいたいと思います。また刊行されましたら共有いたします。広くご指導を頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

 

2021/10/12

 

先日は、愛知県からご依頼を頂き、小中高校の先生対象にカリキュラム・マネジメントについて講演、及び研修を担当いたしました。

 

カリマネの原理的な話から始まり、その具体、ネットの「祭り」、テラスハウス、Back Numberの曲など多岐に渡る話題となりました。

 

担当は6時間。若干の疲れはありましたが、研修担当のK先生とは同世代。あいた時間に音楽やファッションの話をし、楽しい時間でした。お越しいただいた先生方、何かの気づきを得て頂けましたら幸いでございます。

 

 

 

 

2021/10/2

 

先日は附属中学校で政治の授業を参観。

 

授業はマニフェストの分析をした後、実際の選挙結果を確認し、自分たちの分析とその結果の違いを分析(対話)。メインは最後の時間です。

 

中学生の政治意識や社会の分析と実際の結果には大きくズレがありました。では、なぜズレが生まれるのか。どこにズレがあるのか。それはズレなのか。ズレることは良いのか悪いのか。また、そのズレは中学生と実社会の間にある「壁」なのかどうか。仮にそうだとすれば、その「壁」が生まれる原因や要素、その「壁」は実態なのか虚構なのか。様々な論点で対話が繰り広げられました。

 

非常に考えさせられる内容で、私自身も大変勉強になりました。

 

 

 

 

 

2021/10/1

 

先日は卒業生のK君が来学。我がゼミ大学院を修了した後、現在愛知県内で小学校の教員をされておられます。

 

近況報告を聞きながら、学校の様子や悩み、プライベートな話題を含めて3時間弱、話し込みました。久しぶりの再会であったこともあり、思い出話を含めて時間を忘れてしまいました(後々、コーヒーを出すことを忘れていたことに気が付きました(K君、ごめんなさい!))

 

大変楽しい時間を過ごさせて頂き、感謝しています。また、遊びに来てくださいね。

 

 

 

 

 

2021/9/26

 

本日はRT@日本教育方法学会でした。

 

教育哲学・道徳教育がご専門の藤井先生(横浜国大)「教育実践における討議倫理と子ども哲学を接続する試み」とし、討議倫理の理念と授業分析、及びコミュニケーションの可能性について御発表されました。

 

市民性教育・カリキュラム論がご専門の福井先生(鹿児島大学)p4cからみる対話的な学びに関する論点-意味の問いなおしと関係の構築」とし、IAPC版とハワイ版p4cの比較から始まり、自らとの関係の中で問いを立て、対話する重要性を指摘。これが共同体を作り出すという意味で、「問い直す」ことが「共同体をつくる」ことと提起されました。

 

現職教員であり評価論がご専門の半沢先生(宮教教職大学院)は、「探究の対話(p4c)による対話的な学び」とし、「対話で見えないもの」の重要性を指摘し、形態素解析(KH CoderとjReadability)の分析を通して子どもの変容を捉えた結果の分析とともに、カリマネのむずかしさを含めてご提案されました。

 

RT全体を通して、教育・学校(もしくは授業)が想定する社会像(イメージ)は多様な社会(世界)、多文化社会。理念は「問い直し(規範の組み替え)によるコミュニティーの形成」。手段は対話や熟議でした。ただ、3者は各々の専門やディシプリンの違いから、想定しているコミュニティーや公共圏が異なり、多様な論点が見えてまいりました。時間が足らず十分な議論は叶いませんでしたが、非常に刺激的で面白い内容となりました。改めて、藤井先生、福井先生、半沢先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

2021/9/24

 

週末に開催される日本教育方法学会@宮城教育大学(オンライン開催)にて、以下のラウンドテーブルを行います。

 

対話的な学びとコミュニティ形成:討議倫理にフォーカスした事例提案

 

藤井先生(横浜国立大学)、福井先生(鹿児島大学)、半沢先生(宮城教育大学教職大学院)と共に、p4cを切り口に対話やコミュニティ形成について議論を致します。

 

開催は9月26日15時30分から17時です。ご関心のある方は、是非お越しいただけましたら幸いです。

日本教育方法学会 全国研究大会HP  https://www.confhoho2021miyakyo.com

 

 

 

 

 

 

2021/9/22

 

先日フィンランドで刊行された以下の書籍。原本が届きました。

 

Mika Metsarinne, Ritta Korhonen, Atapio Heino, Jaija Esko"Culture and Tradition at School and at Home", University of Turku, 2021

 

私は以下を執筆致しました。

 

A new approach to teaching and learning culture in modern society

 

 

フィンランドらしいセンスのある表紙。研究書というよりも、アート的な体裁で飾りたくなる雰囲気です。論文19本、250ページを超える大著ですのですぐに読むことは出来ないかもしれませんが、研究室に飾るだけでも雰囲気が出る感じが致します。もちろん、どこかでゆっくりと拝読したいと思います。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/9/21

 

先日は大学院ゼミ。我がゼミを出て現在早稲田大学M2の西角さん、兵庫教育大学連合大学院D2の中山くんとのゼミでした。

 

色々な話が出ましたが、メインは近況報告。西角さんは修士論文を書きながら一般社団法人にも所属しながら活動。中山くんは調査研究を進めるため様々な博物館へ通っています。二人ともアグレッシブに活動をしている姿を嬉しく思いました。

 

近況報告がお互いの刺激になります。また、やりましょう!

 

 

 

 

 

 

2021/9/16

 

先日は大阪堺にある株式会社シマノへ。シマノ財団が行っている奨学金事業(選考委員を拝命しております)の奨学生交流会でした。奨学金は、理学・工学(基礎工学)系を対象としたものです。

 

諸般の事情で学生はオンライン参加でしたが、自己紹介や将来の夢などを熱く語ってくれました。感じたことは、皆コロナ禍をデフォルトとし、その先をみていること。その上で、将来は「社会を幸せにするものづくりを!」という人が多かったことです。

 

不寛容が広がっている現代社会。ものづくりを通して、様々な人が少しでも生きやすく、過ごしやすい社会になればと感じました。学生らの考え方に強く共感し、エネルギーをもらうことが出来ました。(例年、写真の場所で奨学生と共に集合写真を撮っていました。また皆で集まる機会を待ちたいと思います)

 

 

 

 

 

2021/9/13

 

週末はゼミ「夏フェス」。我がゼミは年に1回集まり、現役生の卒論をネタに皆で議論を行います。今年も開催いたしました。

 

コロナ禍はもちろん、東京や広島など卒業生が色々な場所へ散っていることもあり、今年は半数弱がオンライン。多くの卒業生が参加をしてくれました。卒論へのアドバイスはもちろんですが、卒業生の様々な近況報告を聞くことができました。また、同時に色々な悩みをシェアする場ともなりました。

 

本イベントを開催すると、私自身がゼミ生に支えてもらっていることを感じます。参加頂いた方々、ありがとうございました。とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。次回はまた来年。楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

2021/9/12

 

先週出張へ向かう際、岐阜羽島駅でドクターイエローに遭遇。

 

私自身、初めて拝見をいたしました。また、カメラを持った人、家族連れの人など、多数の方の注目を浴びておりました。

 

残念ながら、その後の出張で「幸せ」は訪れませんでしたが、遭遇したことは幸運でした。

 

 

 

 

 

 

 

2021/9/11

 

本日は以下のラジオに出演いたしました。

 

NHKラジオ第一「ド真ん中ラジオ!」

 

選挙の楽しみ方というテーマで、視聴者からの質問に答えてゆく形式でした。出演予定は30分程度。進行上、開始が遅れて短くなってしまいましたが、政治教育についての質問もあり、楽しく回答をさせて頂くことが出来ました。

 

ただ、生放送やライブはなかなか難しい。その場で端的に要点や進行を理解・整理し、展開してゆく。改めてアナウンサー(今回は藤井彩子アナ)の偉大さを感じました。引き続き、勉強してまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

2021/9/3

 

先日、本日と附属の岸先生の授業へ参加をさせて頂きました。歴史の最後の授業。テーマは東京オリンピック。4時間構成の授業でした。

 

オリンピックに関する様々なデータを分析しながら、それを通して社会を見つめる実践です。色々と対話が進みましたが、「コロナを乗り越える」という言葉を他人事とせずに捉える方法、オリンピックに関わる様々な背景的な文脈に関する情報をどのように分析したらよいのかなど、とても面白い内容でした。

 

1940年、1964年をどのように評価し、今回のオリンピックを分析すればよいのか、私自身も考えさせられた授業でした。

 

 

 

2021/9/2

 

昨日は岐阜高校との会議。現在進めている(私は後方支援です)主権者教育に関する企画の打ち合わせでした。

 

今回は高校と大学をコラボさせた内容を検討中です。大学側は1年生を中心にプロジェクトを動かします。原案を提示したところ、「全面的に再検討」という結果となりましたが、来学頂きました3名の先生方から刺激的なコメント、アドバイスを頂き、充実した会議でした。

 

実施は11月。面白い企画となるよう、進めて参りたいと思います。I君、頑張って参りましょう!

 

 

 

 

 

2021/9/1

 

現在、NHK名古屋とともに番組を作成させていただいております。昨日はその収録でした。

 

詳細はご説明が叶いませんが、以下で放送される予定です。

 

番組名;「ド真ん中ジャーナル」 

放送日時: 2021 年 月 10 日(金)午後 7:30~8:13

HP:https://www.nhk.jp/p/nagoya-domannaka/ts/RN42MG6Q2N/ 

 

ぜひ、ご視聴を頂けましたら幸いです。きっと、刺激的な番組になっていると思います。(写真は、博士課程(D2)の中山智貴さんへの取材風景です)

 

 

 

 

 

2021/8/30

 

週末は全国社会科教育学会・韓国社会教科教育学会の合同大会。オンラインで開催されました。

 

日本側の発表は「価値調整能力育成を目指した防災教育の授業設計(紙田氏)」、韓国側の発表は「トランスナショナル市民教育の可能性(車氏)」。私は指定討論を担当させて頂きました。

 

興味深かったのは、車氏の発表で扱われた公共性の捉え方や、学校教育におけるディアスポラの扱い方。特に後者については私は必須だと考えています。その点で韓国で行われている具体的な実践やその方略について、色々とアイデアを頂くことが出来ました。大変有意義な会でした。

 

 

 

 

 

 

2021/8/21

 

溜まってしまった原稿、及び色々な宿題と格闘。週末も研究室にこもっております。

 

仕事のお供は、この週末に開催されている某フェスの配信映像。私の好きなアーティストのライブもあります。フェスへ参加することは様々な事情で叶いませんが、研究室にいながら現地の雰囲気をリアルタイムで味わうことが出来ました。

 

目はライブ視聴、しかし頭は原稿(?)。音楽の力を感じながら効率的に仕事が進みました。(写真は、2019年にGibsonからご支援を頂き、ゼミ生、関係者と共に企画したギターアートプロジェクト@中津川ソーラー武道館です。夏フェスの空気感を懐かしく思い出しました)

 

 

 

 

 

 

 

2021/8/20

 

先日は6年目研修。教育委員会と大学が連携し、6年目の教員向けに行う研修です。

 

今年はオンライン開催。私は小中の社会科を担当しました。最初に参加者全員に社会科への悩みを発出して頂き、共有しました。日々、授業だけでなく、様々な権力と格闘している姿が見えました。

 

その後、私からは社会を原理的に考える必要性を中心に色々と話をしました。若干難しい内容もあったと思いますが、参加者の目を見ていると積極的に考える(考えたいという)気迫を感じ、こちらもテンションが上がりました。

 

参加をしてくださった方々、何かあればいつでもご連絡ください。繋がってまいりましょう。(写真は研修とは関係ありません)

 

 

 

 

2021/8/17

 

以下の書籍が刊行されました。

 

Mika Metsarinne, Ritta Korhonen, Atapio Heino, Jaija Esko"Culture and Tradition at School and at Home", University of Turku, 2021

 

フィンランドの共同研究者らが書籍を刊行し、その中で1章分執筆をさせていただきました。私の執筆は以下。

 

A new approach to teaching and learning culture in modern society

 

フィンランドを中心にヨーロッパの方々が執筆しています。学校での文化教育・学習、地域社会との関係、また文化の捉え方など、総論的な内容になっています。アジアからは私一人なので、日本をネタに出しつつ、文化概念を学術・社会的文脈を踏まえて捉え直しながら、教育を変革する必要性を論じました。取り急ぎ、デジタル版が届きました。執筆に結構時間を要しましたので、刊行を嬉しく思います。引き続き考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

2021/8/16

 

先日は、京都の大学で集中講義。蔓延防止が出ておりますが、対面での実施が必要とのこと。困惑しつつも、色々な方法を駆使し、感染予防を行った上で実施しました。

 

担当は教育方法論。様々な教科領域の方がおられましたが、カリキュラム論の考え方をベースに、進めました。メディア系の内容では、陰謀論の解体についても議論しました。

 

次は冬に伺います。その頃には様々な状況が少しは良くなっていることを期待したいと思います。

 

 

 

 

 

 

2021/8/6

 

本年度、民間の助成金が採択され、新しいプロジェクトを始めることになりました。テーマは対話教育論です。

 

先日、助成主(?)と数名のメンバーで会議を行いました。あまり時間が取れず1時間半程度でしたが、建設的な議論が進み、プロジェクトの概要が決まってきました。

 

プロジェクト自体は4年計画。初年度は主に大学や民間の研究者がメインとなりますが、色々な領域の方に関わって頂きながら、進めて参りたいと思います。遊びの延長で仕事が出来る様、マネジメントさせて頂く様に努めます。お声がけをさせて頂いた際は、どうかよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/7/29

 

カルチュラル・スタディーズの学会誌(Vol.9)が刊行されました。

 

今回は特集号。テーマは「コロナ禍とオリンピック、例外とノーマル」です。論文は「コモン/ウイルス再考(水嶋一憲)」「オリンピック例外主義(山本敦久)」など刺激的なものが多いです。論文5本、書評2本と、ボリュームは例年よりも少ないですが、いずれも面白い論考が並びました。

 

私も専門委員として査読を担当しました。なかなか大変な論文でしたが、勉強になる機会でもありました。ご関心があれば、ぜひ手にとって頂けたらと思います。

 

 

 

 

 

 

2021/7/26

 

本日は、3月に卒業した名畑くんが来学してくれました。現在、横浜で小学校の先生をされております。

 

教員という仕事、加えて岐阜と異なる文化に対して色々と感じることがある様で、様々な話を伺うことが出来ました。また、現地で知的好奇心に飢えているとのことで、学校外の研究会にも参加をし、色々と勉強を続けているとのこと。とても頼もしく感じました。

 

引き続き、いつでも大学へ戻ってきてほしいと思います。楽しい時間、ありがとうございました。

(業務連絡:ゼミ生の皆さん、今年も夏フェスを開催する予定です。もう少ししましたらご連絡いたします。少々、お待ちください。)

 

 

 

 

 

2021/7/21

 

本年度より、岐阜聖徳学園大学の講義(中等の社会科教育法)を担当しております。

 

諸般の事情でオンライン的な講義が多かったですが、今回は対面。Liveでしか出来ない内容の講義を致しました。内容としては、陰謀論やポストトゥルースなどを使いながら、色々と議論を致しました。

 

皆集中して取り組んでいただいたことに感謝しつつ、私自身も楽しみながら展開ができました。岐阜大学から聖徳までの道のりもツーリングにはちょうど良い距離で、通勤?も至極快適。来週も皆で議論が出来ればと思います。

 

 

 

 

 

 

2021/7/20

 

福井県で中学校教員をされておられる行壽先生より以下の書籍をご恵送いただきました。

 

「ICT×社会 GIGAスクールに対応した1人1台端末の授業づくり」明治図書

 

現在、学校や授業は様々な点で新しい段階に入っています。時間をとって、勉強をさせて頂きたく存じます。行壽先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/7/12

 

週末は集中講義。少人数の対面はありますが、久しぶりに一定数へ向けた対面講義でした。

 

内容は、指導要領改訂などをネタに、探究としての社会科のあり方を検討。その後は、政治経済を事例としたカリキュラム・授業のデザインと議論を行いました。

 

オンラインではなかなか難しい、議論や対話のLive感は対面ならでは。5コマ連続が連日続くと、年齢なのか、運動不足なのか(?)若干疲れてしまいましたが、自身も楽しみながら講義をすることが出来ました。参加してくれた学生の皆さん、ご苦労様でした。

 

 

 

 

 

 

2021/7/10

 

先日も学校で実践。前期の講義で学生が長時間をかけて作成した授業、「ゲゲゲの社会科」です。ゲゲゲの鬼太郎の動画を視聴し、論点を整理。p4cを用いた授業を展開しました。

 

生徒が選択した問いは「権利の平等はどこまで拡大できるか」「社員と会社の上層部が互いに納得できる労働環境を整える方法とは」の二つ。機会と結果の関係や、組織が無意識に内在する権力構造、法律や憲法と人の意識の関係、資本主義・・・など、論点は両方ともに多様な展開をとりました。最終的には成果主義の有効性と限界、マイノリティーの権利をどのように考えるか。これらの点に集約してゆきました。40分から50分かけて、じっくりと問いへ向き合うことで、アニメと社会を往復しながら刺激的な対話となりました。

 

規定の講義時間・回数を大きく超えた状況にも関わらず、真摯に向き合い、格闘してくれた学生の皆さんをはじめ、指導案作成段階から参画を頂きました当該学校の三浦先生、加藤先生、井上先生、また模擬授業に何度も参加してくれた他講座の大学院生、丁寧に指導をしてくれた博士課程の中山君など、多くの方のご尽力を賜りました。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

2021/7/8

 

昨日は長良東小学校で政治の授業を実践。岐阜市選管と「高める会」、及び長良東小学校とのコラボ企画です。

 

4候補のマニフェストを分析し、投票。しかしポイントはその後。当選者以外へ投票した人たちの民意をどのように捉え、政治へ生かすか。また、それを我々はどのように評価してゆくか。権力の監視を考える授業でした。

 

NHKの取材が入り、当日放送されました(7月7日 NHKニュース「まるっと岐阜」)。関係のみなさま、多方面でご尽力を賜りありがとうございました。面白い授業になり嬉しく思っています。引き続き、何卒ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/7/7

 

昨日は附属中学校で授業。岸先生の授業を参観させて頂きました。

 

今回は、手塚治虫氏の描いた「アリと巨人」がテーマ。歴史授業の中で、手塚氏の漫画に描かれたメッセージを解釈し、分析してゆく授業でした。

 

本実践は単元のはじめとしてp4cを設定。生徒の見方・考え方、視点をあえて拡散させる仕掛けをデザイン。いつもながら、岸先生の華麗なファシリテートにより、ライブで(想定していた)授業の展開を変更・修正しながら進みました。授業の詳細は、また岸先生がどこかで発表される予定ですので、その際に。何にしても、今回も刺激的な授業でした。

 

 

 

 

 

 

2021/7/6

 

以下の記事が掲載されました。

 

「『前のめりの学び』創出ー教員と協働、授業に『仕掛け』」岐阜新聞 7月5日 朝刊

 

ご関心がございましたら、是非。

引き続き、仲間とともに考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/7/4

 

毎年恒例の延長戦が繰り広げられる講義。今年度の「ゲゲゲの鬼太郎」社会科(アニメから社会を考える学び)の準備も大詰め。7月はじめの実践へ向け、3年生の学生が模擬授業を繰り返し、準備を進めています。

 

先日は大学院の講義にて模擬授業。p4cですので実習前の学生にはファシリテートがなかなか難しいですが、子どもが問いを立て、探究する学びを進めています。色々と忙しい中、学生が頑張ってくれています。実践まであと数日。できる限り刺激的な授業となるよう、努めたいと思います。

 

 

 

 

 

2021/7/3

 

先日は卒業論文中間発表会。毎年、須本先生のゼミとともに実施しています。

 

本年度の我がゼミ(学部)は2名。AIに関するテーマと諸外国のカリキュラムに関する内容です。色々と悩みながら進めてくれましたが、レジュメとしてもまとまり、とりあえずの一段落。今後は、我がゼミ生が集結する夏フェスへ向けて準備を進めてまいります。

 

ゼミ生は引き続き頑張ってほしいと思います。卒業生の皆さん、夏の発表を楽しみにしておいてください。

 

 

 

 

 

2021/6/23

 

福井県立美浜中学校の行壽浩司先生より以下をご恵送頂きました。

 

「『コロナ』から学校教育をリデザインするー公教育としての学校を捉える視点」渓水社

 

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)から出た書籍で、編者は草原先生、吉田先生です。時流に合わせた現代的な課題の論点を整理されております。行壽先生は「教師はどのようにCOVID-19を授業かしたか」について、教師のゲートキーピングを元に書かれておられます。

 

時間をつくり、しっかりと拝読させて頂きたく存じます。行壽先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2021/6/21

 

大学の広報誌「岐大のいぶき」に掲載されました。2時間半から3時間程度の取材だったかと思いますが、大変上手くかつ端的にまとめてくださっています。

 

以下から全文が読めます。ご関心があれば、是非!(なお、写真のポーズは私の意思ではございません。フォトグラファーの軽快なトークに乗せられた?成果でございます。)

 

 

https://www.gifu-u.ac.jp/about/publication/publications/back_ibuki/41/p12-p13.pdf

 

 

 

 

2021/6/20

 

少人数で授業をデザインし、実践する講義があります。毎年恒例で、時折時間を延長しながら、仕上げてまいります。

 

色々と制限はありますが、本年度も開講。今年度はゲゲゲの鬼太郎を使いながら、社会を考えます。

 

まだ途上ですが、本年度も面白い授業になりそうです。完成次第、本ブログでも紹介したいと思います。まずは、引き続き、楽しんでまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

2021/6/13

 

白川郷学園にて会議。現在、義務教育学校社会科カリキュラムを作成しています。今回は高木先生(土岐市立濃南小学校)、山本先生・澤之向先生(白川郷学園)、附属のメンバー(Zoom参加)にて実施しました。

 

学校は色々な条件があります。それらをうまく活かしながら作成していきます。学校固有の領域とコラボさせながら、小中を横断するものを検討。目標をベースにおきながら、コンテンツの削減・精選の論理を考えました。色々と難しい点がありますが、会議は建設的かつ刺激的にすすみ、私自身も頭をリフレッシュすることができました。関係の方々、引き続き進めてまいりましょう。

 

 

 

 

 

2021/6/10

 

先日は附属で授業。岸先生がデザインした歴史の授業で、テーマは「文学作品の裏側には何があるのか?ー芥川龍之介が残した大正時代の日本ー」でした。

 

社会史的な視点の授業で、歴史と文学の関係から当時の社会を読み解きます。5つの作品を取り上げながら、国語科ともコラボし、進みました。

 

最終的には「時代とは何か」という問いへ。一定の枠組み化(ラベリング)がもたらす社会の変化など、色々な面白い視点が出てまいりました。本授業は今後、メディアの授業へと接続します。岸先生、引き続き期待しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/6/8

 

出張から戻るとハワイから贈り物が。共同研究を進めているハワイ大学の先生から「そろそろ無くなる時期だろう」と、コーヒーが届いておりました。

 

ハワイへ出張した際には、いつもコーヒーを購入します。それを覚えていてくれたことを嬉しく思いつつ、久しぶりにハワイの風を感じながらコーヒーを飲みました。

 

海外の研究者との会議は、現在全てオンラインとなりました。効率的ではありますが、やはり現地で交わすコミュニケーションも大事だと思っています。次回の出張機会を伺いつつ、しばらくは届いたコナコーヒーを楽しみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

2021/5/29

 

昨日より、JUSTECが始まりました。発表タイトルは以下です。

 

Noboru TANAKA, Influence of teachers’ identity on their gatekeeping efforts in communicative lessons

 

校則を題材とした授業(小中高の3段階)の分析を共に、教師のアイデンティティーについて検討をしました。

 

学会はオンラインとオンデマンドのハイブリッド。シンポジウム以外の発表は基本的にオンデマンドです。参加された関係者も多いかと存じます。またご検討を頂けましたら幸いです(写真は動画の中で、中学校の実践を発表頂いた岸先生です)。

 

 

 

 

 

 

 

2021/5/28

 

先日は岐阜市選挙管理委員会・長良東小学校・高める会による会議。目的は、市選管が刊行している小学校向け政治学習教材の改訂でした。

 

毎年、少しずつ修正を加えておりますが、今年度もさらなるアップデートをはかるべく、学生を中心に議論を重ねました。論点の一つは「政治主体は誰か(主権のイメージをリーフレットの中でどのように示すか)」でした。

 

現在のリーフレットは以下からダウンロード可能です。指導案(サンプル)も作成しています。小学校はちょうど5月・6月に政治単元を行う学校が多いかと存じます。ご関心があれば、ぜひ活用を頂けましたら幸いです。

https://www.city.gifu.lg.jp/34522.htm

 

 

 

 

 

 

2021/5/26

 

先日は学会企画の打ち合わせ。本年度、某学会で一つ企画を行います。神奈川、仙台、岐阜をつなぎ、打ち合わせを行いました。

 

教科教育の枠組みを飛び越えた企画。キックオフとして30分を予定していた会議は2時間半強。刺激的な議論が展開されました。

 

研究文化が異なると、その手続きが違うことも多くあります。方法のすり合わせを含め、とても勉強になるものでした。また時期を見て、本ブログでも紹介したいと思います。夜遅い時間ではありましたが、頭が活性化した会議でした。

 

 

 

 

 

2021/5/23

 

執筆者が来てくれました。

 

「『豊かな人生』に寄与したい!!」Voters, 明推協, No.61を執筆された、元岐阜市選挙管理委員会の井戸さんが来学されました。記事では、「失敗とPDCA、空回りを繰り返し、今に至る」というプロフィールと共に、啓発の思想を熱く(厚く)語っておられます。

 

雑談を含め、色々なお話しをさせていただき、楽しい時間でした。「動機の共有」がいかに重要か、改めて感じた時間でした。井戸さん、またいつでもお越しくださいね!

 

 

 

 

 

2021/5/17

 

過日刊行致しました書籍『子どものための哲学教育ハンドブックー世界で広がる探究学習ー』の書評が、『社会科教育研究』(日本社会科教育学会)142号に掲載されておりました。

 

評者の小貫先生が「教育と学問の関係を再構築すること、生徒と教師の役割を再構築すること、教科の役割を再構築することなど、我々がかんがるべき点は多い」と論じてくれております。ご関心がございましたら、是非お手にとって頂けましたら有り難く存じます。

 

 

 

 

 

 

2021/5/13

 

先日は岐阜市選挙管理委員会との打ち合わせ。毎年作成している小学校向けの主権者教育教材の作成、及び授業実施に関するスケジュール、その他各種イベントやコラボについての会議を行いました。

 

本年度もコロナの関係から色々と制限がされます。ただ、その制限をどのようにボジティブ化させるか、建設的な議論が出来ました。岐阜県若者の選挙意識を高める会(名称変更中?)も始動し、引き続き色々と取り組んでまいります。今年度も、是非多くの方からご指導を頂けましたら幸いです。よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

2021/5/12

 

昨日は国際学会(JUSTEC)で発表する動画の撮影。過日実施した「校則」を用いた授業実践をベースに、教師のアイデンティティーと授業(対話のファシリテートの実態)の関係を分析しました。

 

授業については実施した先生が説明する方が熱量が違います。該当箇所は岐阜高校の加藤先生、附属の岸先生にご登壇を頂き、英語でご説明を頂きました。

 

夜遅くからのスタート、かつ緊張感が漂う中での撮影でしたが、良いものが出来上がりました。お忙しい中、色々と準備を進めてくださった両先生には感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2021/5/7

 

先日佐渡で実施されたp4cセミナーの報告書が完成いたしました。新潟大学の豊田先生が主宰するプロジェクトです。基調講演の内容や各教科で行われた分科会の対話についても丁寧にまとめられており、改めて勉強になります。

 

「佐渡p4cおけさ はじめよう、つながろう、学校でp4c」SADO p4c butterflies

 

少しだけストックがございますので、もしご関心があればお知らせください。

 

なお、本年度も実施予定です。本ブログでもアナウンスをさせて頂きますので、またご参加を頂けましたら幸いです。ともに考えて参りましょう。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/5/4

 

新緑が気持ちの良い季節になりました。大学のキャンパスを歩くだけでリフレッシュが出来ます。

 

本日は学会の会議と合わせ、分担者で関わっている科研の会議。従来までは2箇所への出張が必須でしたが、オンラインの利便性がその時間的なコストを削減してくれます。2つの会議を大学でこなした後、ツーリングの時間も確保することができました。

 

ただ、特に研究的な会議は直接お会いし、議論したいとも思うようになってきました。現状では未だ色々と難しい状況ですので、しばらくはその時を待ちつつ、オンライン会議の利便性を享受してまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

2021/4/27

 

週末は「芸術フォーラム」で講演。岐阜大学の野村先生が主宰するフォーラムです。参加者は芸術系を中心に、企業の方や様々な大学の教員など、多様です。

 

今回は「音楽社会科」として発表をさせて頂きました。まず学校教育の考え方を示し、その上で教科と学びの関係を整理。後半は音楽史などを軸に実践をベースに音楽から社会を読み解く方法論を示しました。

 

企業や芸術系の方々との議論、普段とは異なる視点が多く、とても刺激を頂きました。3時間と長丁場でしたが、楽しく建設的な場で、今後のコラボレーションのきっかけともなりました。野村先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

2021/4/21

 

本日はZoom会議。先日立ち上がった新しいプロジェクトで、義務教育学校の社会科カリキュラムをデザインしています。

 

参加者は、高木先生(土岐市立濃南小学校)、山本先生・澤之向先生(白川郷学園)。各々の学校の文脈をどのように生かし、カリキュラムとしてマネジメントするか。具体的な授業をイメージしながら、様々な点を議論いたしました。

 

会議は1時間半でしたが、あっという間。面白いプロジェクトが走り出し、高揚感と共に参加をさせて頂きました。次回の会議(6月)では原案が出て参ります。義務教育学校として社会科は何ができるのか。チームで考えて参りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

2021/4/20

 

過日アプライしていた国際学会から「採択」の連絡。学会発表が出来る様になりました。

 

今回は附属と岐阜高校で実践した「校則を考える」授業がテーマです。発表も附属の岸先生と岐阜高校の加藤先生にもご参加を頂きます。早速、本日オンラインで会議を行いました。

 

今回のテーマは教師のアイデンティティー。色々と考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/4/18

 

少し前の写真ですが、二匹(二人?)の犬とともに生活をしています。そのうち一人(一匹?)はイギリス移住も成し遂げ、無事帰国をしてまいりました。犬の移住(特にイングランド)は手続きが煩雑で、その際はN動物病院の先生に大変お世話になりました。結果的に、ヨーロッパ間を自由に移動できるペットパスポートまで取得ができました。

 

本年度、出張のため岐阜を離れている時間が多くなっています。犬との生活を含め、改めて日常の大切さを感じております。

 

M先生、引き続き、我が犬たちを何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

2021/4/12

 

動画撮影日。他県の教育委員会からご依頼を頂き、主権者教育に関する動画を作成しています。依頼本数は4本。なかなか上手くまとまらず、とりあえず2本出来上がりました。

 

1本は主権者教育に関する概論的なもの。あと3本は実践から語る内容になります。概論としてはカリキュラム論として教科を考える視点を中心に。実践は模擬投票などは一切使わずに展開します。コソッと、音楽社会科やサブカル的な内容も含めております。

 

宿題はあと2本。K先生、遅れてしまいすみません。。。もう少々お待ちを頂けましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

2021/4/8

 

浅野光俊先生(海津市立高須小学校)より以下をご恵送頂きました。

 

社会系教育実践学研究会『社会系教育実践学論集』帝国書院、2021

 

第1部「子ども目線に立った社会科教育研究-授業研究の理論と実践-」では、「理想の社会科授業のあり方を追究する」「社会諸科学の研究成果を組み込む」「社会系教科教育の成立と発展をたどる」などの項目が。 第2部「学校現場で光る教師を育てる-社会科教育実践者の資質・能力の向上-」では、「教育実践力の向上につながる自己省察型学修の展開」「現職研修による社会科教育実践者の資質・能力の向上」などがあります。

 

兵庫教育大学米田豊先生の御退官に伴い、ゼミに所属された先生方や関係の先生方がまとめた書籍とのことです。興味深い論考が多く掲載されておりますので、しっかりと拝読・学ばせて頂きたく存じます。浅野先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

2021/4/4

 

博士課程(D2)の中山智貴さんが関わる共同研究がスタート。他大学の博士課程の学生と共に、色々な取り組みを行います。初回は地理教育を軸にした研究。先日はその第1回ミーティングを行いました。

 

詳細はまだ公表できませんが、学生の提案から学ぶことも多く、勉強になる打ち合わせでした。博士課程の研究とパラレルで進めるものになります。様々な方面からご指導・お力添えをいただきながら、自由に進めて欲しいと思っています。

 

 

 

 

 

 

2021/4/1

 

本日から新年度。大学も桜が舞う季節となりました。(写真は、昨晩大学で撮影した夜桜です)

 

色々と制約がある中ではございますが、本年度も関係の方々の力をおかりしながら、様々な取り組みを進めてまいりたいと思います。引き続きキーワードは「動機の共有」。プロジェクトメンバーや関わってくれた方々を含め、少しでも楽しく刺激的な時間となるよう、努めたいと思います。

 

本年度も何卒ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

2021/3/31

 

本日は、愛知県の高校の先生が来学。次年度の公民系のカリキュラムや、関わらせて頂いているプロジェクトなどの打ち合わせを行いました。

 

指導要領改訂を受け、特に高校は授業のロジックが変化しています。当該の先生はそれらを単発の授業ではなくカリキュラムの視点で組み直すことに挑戦されておられます。組織としてのカリマネは色々と困難を伴いますが、果敢に挑んでおられるお話を伺いながら、とても刺激を頂くことが出来ました。

 

現在、私がチームで進めているDiscuss Our Societyにも関心を持って頂き、新しくプロジェクトもすすめることが出来そうです。M先生、引き続き面白いことをやりましょう!

 

 

 

 

 

 

2021/3/30

 

先日はテレビ取材。全国で色々な動きを見せつつある校則についてのコメント依頼でした。

 

相変わらず、テレビカメラやライトが向けられると緊張してしまいます。十分な話が出来たか分かりませんが、以下で放送される予定でございます。

 

4月9日 18:30-19:00 (NHKニュース:まるっと!ぎふ)

 

高校繋がりで、大学院生の時に非常勤として高校に勤務していた時の写真を見つけました(吉野ヶ里遺跡へ行った時のものです)。学校は社会の中にあります。それは社会・文化的要請(や文脈)をどのように引き受け、進化してゆくものか。謂わば、学校(文化)は常にその連続性の中に位置づいています。引き続き考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

2021/3/29

 

以下の論文が刊行されました。

 

辻本諭、田中伸、三浦寛之「教師・歴史学者・社会科教育学者が協働した授業のゲートキーピング(2)- P4Cを用いた歴史教育実践:移民を考える–」『岐阜大学教育学部研究報告』Vol.45、pp.23-32

 

「耳を傾ける」歴史教育実践。「耳を傾ける」とは、「対話を通して過去や未来、そして目の前の事象へ想像的に向き合い、そこにみられる問題性を捉え、暴き、自らの立ち位置を反省的に捉えること(本文, p.31)」です。今回は、19世紀後半から20世紀半ばまでの日本人移民(とその子孫)に焦点を当て、高校の実践をベースに検討をしました。

 

ご関心がございましたらPDFをお送りいたします。ご一報いただけましたら幸いです。

 

 

 

 

 

2021/3/27

 

先日は卒業・修了式。我がゼミからも学部生4名。大学院生1名が旅立ちました。

 

学部生の内、二人は岐阜県、二人は横浜、大学院生は愛知県内で教員となります。皆、しっかりと論文を仕上げ、晴れて卒業・修了となりました。

 

今年は諸般の事情で通常ゼミで行ってきた色々なイベント開催が叶わない一年でした。ただ、各々が各自の課題を向き合い、努めてくれました。またいつでも大学へ戻ってきてください。卒業・修了、おめでとう!

 

 

 

 

 

2021/3/24

 

奨学金事業、自転車博物館の仕事をさせて頂いております株式会社SHIMANOより、以下をご恵送賜りました。

 

SHIMANO 100-YEAR HISTORY

 

シマノの社史になります。SHIMANOの歴史は大阪堺の歴史と多くが重なります。少し目を通しただけでも、当企業が作り出す文化が如何に地域に受容され、またそれを軸に業界のニーズを作り出してきたかが描かれていました。

 

関係のない話ですが、20代の頃、米軍統治下時代の沖縄(特にGHQと琉球銀行の関係)を調べるため、沖縄のゼネコン國場組の社史を読み込みました。当時は今程Web環境が発達していない時期だったため何度も自費で現地調査を行いました。(途中で幾度となくビーチを散歩し、レンタルした原付バイクで北谷をツーリングし、現地の政治家と泡盛を飲み、ついでにその方の家にも一泊するなど)楽しみながら進めた記憶が蘇りました。

 

ゆっくりと拝読をさせて頂きたいと思います。(以下、SHIMANOの100周年特設サイトです。https://www.shimano.com/jp/100th/

 

 

 

 

2021/3/22

 

本日は附属中で震災を用いた授業実践。4時間構成の授業で、先週から3日間に分けて実施。本日は最終日でした。

 

過日、美濃中で実践した授業を、附属の岸先生、大坪先生がrebuild。ポスト真実をどのように考えるかをテーマに、p4cを用いた実践でした。

 

授業では、「事実」と「真実」の違い、事実と情報の関係、「見た」ものの重さとは何か、など様々な論点が。教師も子どもも悩み、迷いながら、その場にいた一人一人が「311を刻み生きる」という言説を解体し、その意味を深く考える実践となりました。まさにLiveでした。岸先生、大坪先生、大変勉強になる実践、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2021/3/21

 

先日は、大阪堺市にある登美丘東小学校へ。海外とのオンライン授業について、お話しをさせて頂きました。

 

講演タイトルは「オンライン対話の原理と効率化」。海外と同時中継のオンライン授業を進める際のポイントと具体的な実務、及びその合理化について、学校の先生方と対話をしながら考えました。

 

教員の中にはかつて私の講義を履修していた方もおられ、嬉しい再開となりました。海外との同時中継授業、引き続き考えてまいりたいと思います。(写真はかつて大阪に住んでいた頃、よく散歩をしていた某所です)

 

 

 

 

 

 

2021/3/18

 

岐阜高校に設立されたプロジェクト「政治と高校生の架け橋を創る会」が、明推協から明るい選挙推進優良活動奨励賞を受賞しました。

 

設立は2019年8月。緊急事態宣言中はオンラインで「学生×コロナ:アフターコロナに対して何ができるか」というイベントを主催。その他にもすでに複数のイベントを企画・実施しています。大変パワーと機動力のあるメンバーにより構成されたプロジェクトです。

 

この度の受賞を大変嬉しく思っております。大学の「高める会」も高校生のパワーにおいて行かれぬよう、努めたいと思います。引き続き、共に社会をざわつかせてまいりましょう。おめでとうございます!

 

 

 

 

2021/3/17

 

過日はカルチュラル・スタディーズの研究会でメディア研究のセミナー。水越先生(東京大学)のプロジェクトへ参加いたしました。

 

興味深い研究報告が多数ありましたが、特徴的だったのは「参加」がキーとなっていること。近年のメディアの形態を踏まえ、そこに意識的・無意識的に巻き込まれていることを前提とし、その上でメディアの次元や境界を融解することに取り組むものが多くありました。

 

また、セミナーの基本言語は英語。様々な国の研究者の発表を聞き、国際共同研究の方法も学ぶものが多くありました。日々の仕事を理由に(?)忘れていた英国在外研究中の空気感を思い出すことが出来ました。色々と刺激を頂いたセミナーでした(写真は在外研究を行なっていたリーズの街です)。

 

 

 

 

 

 

2021/3/16

 

「震災を考える」実践が新聞に掲載されました。

 

「震災時の情報混乱、検証」3月12日岐阜新聞

 

引き続き、私たちに出来ることを考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/3/12

 

昨日は現在進めている研究チームのオンライン会議。次年度の全国社会科教育学会で発表を予定しております。中心は斉藤先生(東海大学)、後藤先生(山梨大学)。角田先生(立命館大学)、井上先生(愛媛大学)、服部先生(山梨大学)と共に進めているプロジェクトです。

 

今回のテーマは模擬授業。社会科教育法における模擬授業指導の専門性、社会科教育法や他の関連科目との講義の連続性、模擬授業指導における理論と実践の関係などを検討しています。すでに斎藤先生、後藤先生が本年度の社会系教科教育学会にて基礎研究(国内で刊行された模擬授業関連論文のレビュー)を発表しています(レジュメのご希望があればご連絡ください)。「模擬授業研究」として新しい領域を拓く挑戦。設定された会議時間が矢のように過ぎ、楽しい時間でした。

(現在某所へ出張中。写真は立ち寄った歴史系の博物館です)

 

 

 

 

2021/3/9

 

月曜日と火曜日は美濃中学校で震災の授業を行いました。授業者は前田佳洋先生です。

 

今回のテーマは第三者として何が議論できるか。その一つとして「震災を忘れない」というマジックワードを分析し、そこに込められた意味(表象)を考えることへ挑戦しました。

 

内閣府が10個の震災時の課題を指摘しています。その中から「情報収集・伝達」を取り上げ、情報とは何か。伝達とはどのような行為なのか。情報の受け手と送り手の関係を考えながら、ポスト真実の時代における「事実」「真実」を議論。その上で「震災を忘れない」というメッセージが意味することを検討しました。

 

難しい授業ではありましたが、前田先生による華麗なゲートキーピングが展開。生徒が頭を悩ませながら対話する姿を見ることができました。前田先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2021/3/6

 

先日は酒井先生(南九州大学)の科研会議(オンライン)。テーマは「教師のゲートキーピングと支援の研究」です。

 

当初は海外調査をベースとした計画でしたが、コロナ禍を受けて方向性を再検討。共同研究者とともに色々な話をし、新しい方向性も見えてまいりました。教育学研究のタコツボ化や日本語論文(という方法)の限界性なども共有され、刺激的な時間でした。

 

週末は(午前中だけ)良い天気。2匹の家族と共に長良川沿いを散歩し、こちらも有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

 

 

2021/3/4

 

来週実施する東日本大震災を考える授業の打ち合わせ。美濃中学校の前田先生が来学してくれました。

 

2時間構成の授業。最初に河北新報などを使いながら震災をレビューした上で、「情報災害」に焦点化させ、メディア・スタディーズとして震災を扱い、考えます。震災の授業も次のフェーズへ入る必要があると考えており、その提案を致します。

 

色々と個人的な話もしながら、楽しい打ち合わせ。前のめりで進めることが出来、とても有意義な時間でした。(写真は気仙沼です)

 

 

 

 

 

2021/3/2

 

ゼミの卒業生が来学。愛知県内の高校で教員をしている方で、遊びに?きてくれました。

 

目的は倫理のカリキュラムの相談。諸般の事情で色々と制約のある中での単元や授業実践とのことですが、その中でも探究的な取り組みをしたいとのこと。橋本先生(福井大学)をはじめ、高校公民系の書籍や実践を参考にしながら2時間程度話をすることが出来ました。

 

卒業生が戻ってきてくれることはとても嬉しいことです。またいつでもお越し下さい。楽しい時間でした。

 

 

 

 

 

2021/3/1

 

研究発表を予定していた全国消費者フォーラムより資料集(発表レジュメをまとめた資料)が届きました。本大会、本年度は緊急事態宣言下につき中止となってしまい、資料配布のみとなりました。

 

資料を拝読したところ、未だ「講座」的なものもありましたが、各種学校と大学や行政が連携したもの、その中でも(社会だけでなく)学校や子どもたちのリアルな課題を引き受けたものもあり、色々と勉強になるものが数多くありました。直接発表を聞くことは叶いませんでしたが、我々のプロジェクトにも参考になるものが多く、消費者市民社会や消費者主権の考え方、及び行政や企業との関係構築のあり方等、検討をしたいと思います。

 

関わってくださった皆さま。また次年度もチャレンジ出来たら良いですね。引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。(共に考えてゆく同志も募集しております。ご関心がございましたらご連絡ください)

 

 

 

 

 

 

2021/2/26

 

本日、「子どものための哲学教育オンラインセミナー」が開催されました。まず土屋陽介先生(開智国際大学)、西山渓先生(同志社大学)のキーノートスピーチから始まり、その後は豊田先生(新潟大学)、田端先生(宮城教育大学)、私の3名がモデレーターとなり、パネルトークを行いました。

 

土屋先生は「世界各地のP4C」としてハワイ、オーストリア、韓国、シンガポール、南アフリカ、カナダなど多くの事例をご紹介いただき、多様なP4Cのあり方とともに、「現状の可能性を問う」という原理の展開のありかたをご提案されました。西山先生は「P4Cのための環境づくり」として、オーストラリアにおける教員研修や学校外での対話のあり方、教員ネットワークを構築する仕掛け、また学校で起きてきた様々な課題(忙しい教員がどのようにカリキュラム化するか等)を示されました。

 

セミナーの参加者は100名超え!両ご提案ともに大変面白く、学校はもちろん、当該研究領域が抱えている諸課題に対する新たな指針となり得る内容で、私自身も大変勉強になりました。夜にも関わらず、結果的に2時間を超えるセミナーとなりました。ただ、メンバーを含めて継続的に研究を進めてまいりたいと思える時間でした。関係のみなさま、ありがとうございました!

(モデレーターの3名は『子どものための哲学教育ハンドブック』東大出版会、2020の役者代表メンバーでございます。ご関心があれば、是非!)

 

 

 

 

 

2021/2/21

 

週末は連合大学院(兵庫教育大学 連合大学院博士課程)の仕事で出張。色々な業務もございましたが、同時にアカデミックな空気に浸かることが出来ました。

 

その一番の要因は、多くの人との出会い。法学、歴史学、哲学をはじめ、隙間時間に色々な話をお伺いすることができました。また、長らくご指導を頂いている先生方(諸先輩方)とも久々にお会いさせて頂き、色々とご指導を賜ることも出来ました。

 

同時に、各大学で展開している「改革」についても、情報収集を通して考える機会となりました。日々、ご多忙極めておられながらもパワフルな諸先輩方に刺激を頂きつつ、岐阜へ返して参りたいと思います。(心残りは、宿泊先のホテルで無くしたCHのアクセサリーです・・・・)

 

 

 

 

 

2021/2/19

 

校則を考える授業、第2弾。昨日は附属前期過程(小6)、後期課程(中2、中3)で実施しました。授業者は林先生、大坪先生、岸先生。全てP4Cで行いました。

 

子どもが設定した問いは「なぜ最初から生徒が納得する校則にしなかったのか(小6)」「校則は本当に守らなければならないのか(中2)」「なぜ生徒の意見で校則を変えないのか(中3)」でした。3クラスともに様々な展開をみせましたが、多くは「多様性をどのように考えるか」という議論へ。小テーマとしては「納得」「自由」「信頼」「ルールの線引き」「社会規範」などを中心に展開。中には「権力」の定義と作動システムを考えたチームもありました。

 

印象的だったことは多くの子どもが前のめりで授業へ参加し、授業後も様々な場所で対話・議論が継続していたこと。また、必ずしも表面的な議論(制服や頭髪規制への賛否)にとどまらず、それを子どもなりに概念や社会規範(とされるもの)と照らし合わせ、学校や保護者、地域社会などの文脈からも分析していました。

 

なお、今回は附属社会科の全教員に参画を頂きました。ここ1ヶ月程度、各種準備等でも大変な作業をいただきました。多忙極めておられる中にも関わらずご尽力を賜り、関係の方々には心より(マジで)感謝しております。ありがとうございました。(ご関心のある方、またお声がけを頂けましたら幸いです。)

 

 

 

 

 

 

 

2021/2/17

 

本日は岐阜高校で研究実践。テーマは「校則×民主主義」です。

 

P4Cを用いた授業で、校則を事例に社会を考えます。授業者は加藤先生。問いの段階で「校則は誰のためにあるのか」「校則はどのように決めるべきか」「制服が地域住民へ与える印象は?「校則を破ることは本当に『悪』なのだろうか?」など、とても刺激的なものでした。

 

対話では、「校則が無いことが『自由』ではない」という、自由の概念を考える発言も(後で聞くと、加藤先生が現代社会の授業でカントをかなり詳しく考えた様です)。時間が足りず消化不良感も残りましたが、とても面白い実践でした。どうやら、加藤先生は直前(昨晩)まで何度も同校社会科教諭の三浦先生と共に流れを検討頂いたとのこと。忙しい時期にも関わらず積極的に進めて頂いたことに感謝しております。加藤先生、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

2021/2/15

 

先日、修士論文審査が終了。若干修正も加えましたが、無事完成いたしました。「ドロップアウト」という概念の積極性(プラスの意味のドロップアウト)に着目しつつ、関係性という視点から「学校に行かない若者」を分析しました。

 

初年度は所謂「若者論」を乱読し、同時にフリースクールや各種自治体を回りました。次年度は研究方法論と戦いながら、インタビュー調査。最終的には関係性を「純粋」「親密」「固着」という3つの軸で整理しながら、ドロップアウトする若者の思想を階層的に検討しました。(ココに概要を掲載しています)

 

コロナ禍で十分に動くことが出来ない中、頑張ってくれました。都築さん、ご苦労様でした!

 

 

 

 

 

2021/2/11

 

先日は査読を担当していた英語論文と格闘。社会科教育系以外の学会(社会学系の学会)ですが、珍しく教科教育の論文でした。

 

ただ、感じたことは教科教育の研究がほとんどレビューされていないこと。我々の英語による発信が少ないことがその原因の一つだとは思いますが、色々と考えさせられる仕事でした。

 

写真は、当学会が数年前に研究大会を開催した沖縄。ちょうど昨年の今頃は沖縄の選管へ出張しておりましたことを懐かしく思い出しました。

 

 

 

 

2021/2/10

 

本日は白川郷学園で研究授業。授業者は山本先生、高木先生。サブカルチャーを用いた社会科を実践しました。

 

前期課程(小5)、後期課程(中3)の2クラスで実施。音楽ではカブトムシ(aiko)やうちで踊ろう(星野源)、木綿のハンカチーフ(太田裕美)など。その他も漫画、呪術廻戦や映画やドラマなど、さまざまなメディアが取り上げられました。

 

私は社会や歴史と絡めて捉えますが、今回、子どもたちはこちら側が想定した分析枠組みを大きく飛び越え、作品の中身をより詳細に分析。具体的な中身はどこかで発表を致しますが、大変面白い授業でした。山本先生、高木先生、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

2021/2/6

 

2月に発表を予定していた学会(全国消費者フォーラム@東京)が緊急事態宣言延長に伴い、中止となりました。

 

広告分析をテーマとし、様々な主体がコラボした授業。複数の学校で実践をし、中には生徒が「広告マニフェスト」を作成し、動画として配信する展開もありました。大掛かりなプロジェクトで、多くの方々が関わって下さいました。発表レジュメも完成しておりましたので、関係者一同、残念な思いで中止の連絡を受け止めました。

 

ただ、おそらく3月以降であればレジュメは公開可能だと思います(3月以降、主催団体から発表者及び参加申込者へ資料が送付される予定ですので、この段階であれば公開出来る予定です)。ご関心がございましたらレジュメ(パワーポイント資料)を送付させて頂きます。是非多くの学校で追試を頂き、プロジェクトを批判検討頂けたらと思います。

 

 

 

 

 

2021/2/2

 

先日は附属学校(林教諭)と白川郷学園(高木教諭)の前期課程(小6)をZoomでつなぎ、P4Cを行いました。テーマは立地適正化計画です。

 

色々な論点が出てまいりましたが、両者がヒートアップしたのは「伝統」に対する考え方。経済・財政的な側面を重視する人は「伝統」や「慣習」の整理やrebuildを提案。もちろん、逆の立場からも様々な意見や提案がありました。子どもたちは多種多様な見方・見解・価値観の中で揺れ、悩み、熟考する場面が多くみられました。

 

後半、対話の論点は「多数決の是非」へと展開。ただ、これも「少数意見の尊重」というお決まりのパターンにはならず、「決定という行為の重要性と暴力性」「「決定」を留保しながら再決定を繰り返すという戦略」など、多様な論点が提案されました。私はビデオで撮影しているだけでしたが、後ろでワクワク・ドキドキしながらの参観でした。本当に面白い対話でした。林先生、高木先生、またやりましょう!

 

 

 

 

 

2021/1/30

 

先日は卒論提出日。我がゼミ生4名、無事提出してくれました。今年は諸般の事情で6月頃まであまりゼミが開講出来ませんでした。しかし、それらも乗り越え、しっかりと論文を仕上げてくれました。

 

提出前夜。印刷等が完了したのち、ゼミの卒業生(1期生)から頂いたジュースで乾杯(ノンアルコールです)。諸般の事情で打ち上げ等は出来ませんので、慎ましく完成を祝いました。

 

残りは最終発表会。あと少し、頑張って欲しいと思います。

 

 

 

 

 

 

2021/1/28

 

先日の知事選、コメントが掲載されておりました。

 

「無効票0.65% 大幅減  識者分析」(1月26日 岐阜新聞)

 

あくまでも可能性のコメントです。引き続き、考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/1/26

 

金曜日に附属(岐阜市)と白川郷学園(白川村)をつなぎ、p4cの授業を実施します。本日はその打ち合わせを行いました。

 

両学校ともに義務教育学校です。今回は前期課程(小学校)で実施。附属の教員は林賢太郎先生。白川郷学園は高木良太先生。個性的な二人のコラボです。今回のテーマは立地適正化計画。両学校は文化が大きく異なります。この文化の違いが生み出す価値観や考え方は小学生へどのように影響しているのか。会議中も色々な話題(論点)が出ており、笑いを交えた刺激的な打ち合わせでした。今から楽しみです。

 

 

 

 

 

 

2021/1/25

 

卒論提出日が迫ってまいりました。今年のゼミ生(学部)は4名。各々、自身が設定したテーマと戦っております。

 

我がゼミは基本的に全員で議論をしながら進めますが、最近はその余裕が無く個別指導。本日も(青ざめた顔で?)3人が来学。議論を行いました。

 

締め切りまであと数日。緊急事態宣言下、図書館や学生控室の使用等で色々と制限がありますが、頑張って欲しいと思います。

 

 

 

 

 

2021/1/23

 

先日、岐阜大学で開催した岐阜県知事選の候補者分析がメディアで掲載・放映されました。

 

テレビ

・「アップ!」(1月22日 メーテレ)

・「エリアトピックス」(1月23日 CCN)

 

新聞

・「食い止めろ!政治離れ 岐阜大教育学部の学生ら 候補のマニフェスト検討」(1月22日 読売新聞 朝刊)

・「4候補の政策分析,発表 岐阜大生の団体 想像力や実現性採点」(1月22日 中日新聞 朝刊)

・「岐阜大生,知事選の投票先考える 公約の実現性"採点”」(1月22日 岐阜新聞 朝刊)

 

 

ありがたいことでございます。ご関心がございましたら、是非ご覧頂けましたら幸いです。(なお、読売新聞の記事は、別に個別で取材を受けたものも合わせて掲載されておりますことを申し添えます)

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/1/22

 

本日は附属学校にて研究会。義務教育学校になってから初の大きな発表会でした。

 

社会科のテーマは「社会の創造」。前期課程(小学校)、後期課程(中学校)における授業実践をベースに、附属が取り組む「構成的カリキュラム(子どもの文脈や関心を重視し、活用する」、「対話を用いた社会の議論」の発表がありました。私も最後に少しだけ研究の整理をさせて頂きました。

 

オンラインでの開催でしたが、社会科は岐阜だけでなく近隣の東海圏をはじめ、東京や筑波を含めて多くの参加がございました。ご参加頂いた先生方、ありがとうございました。また、附属の先生方、ご苦労様でした。引き続き、皆で考えてまいりましょう。

 

 

 

 

 

 

 

2021/1/22

 

先日朝日新聞から取材を受けたコメントが掲載されておりました。

 

「多選・年齢・女性…全国では」(1月22日 朝日新聞 朝刊)

 

取材の際は、多選や年齢(若い場合を含め)以外にも、性別についても指摘をしておりました。全てが差別へ繋がるというロジックです。特に、男女という枠組みはレイヤーで捉える必要があると考えています。極論な例が「男」「女」であると捉えると、ジェンダー論を含めた検討が可能となります。

 

本記事も示す通り、論点は単純ではありません。複雑なリアルを、多様に議論出来ればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/1/21

 

本日は「高める会」が岐阜県知事選の政策分析を行いました。マニフェストを中心に4候補の政策を医療・経済・環境・教育・政治・社会福祉・観光・ポストコロナに向けて、の8項目から分析。各項目を理由とともに9点で評価しました。

 

多様な議論が展開。「岐阜県の未来を見据えた政策となりえる」「人口流出に対する有効な手段かもしれない」などの意見も出た一方で、特に実現可能性については「綺麗な言葉が並ぶ」「データがないからわからない」など非常に刺激的な議論が展開されました。私自身も大変勉強になりました。引き続き、考えて参りたいと思います。

 

 

 

 

 

2021/1/20

 

 

本日は修士論文提出日。我がゼミも1名、頑張ってくれておりました。テーマは若者の関係性。ギデンズを中心に読み込み、「若者のドロップアウト」について議論を展開しました。

 

急遽の(?)プリンターイシューに見舞われ印刷ができず、結果的に締切時間の15分程前に提出。大学の事務から心配の電話がかかってくるほどの間際(私自身、初めての経験)でしたが、なんとか仕上げてくれたことに安堵しました。今後は最終試験。最後まで走り切って欲しいと思います。Tさん、引き続き共に頑張って参りましょう!

 

 

 

 

 

 

2021/1/19

 

過日参加したイベントが以下に掲載されておりました。

 

市民と政治 近づけるには(1月15日 朝日新聞 朝刊)

 

当日の流れが的確にまとめられています。また、我がゼミ卒業生の西角さん(現在、早稲田大学大学院生)のコメントも掲載されております。

 

知事選へ向け、21日に大きなイベントを行います。今回の点を含め、連続的に考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/1/18

 

以下の論文が刊行されました。

 

Professors' views regarding their professional careers, identities, and educational work: Comparative research between Japan and Finland, Journal of Social Studies Lesson Study, 2020,8(2), pp.127-139.

 

社会科教員研究者が持つアイデンティティーの比較研究です。フィンランドの研究者と共に、日本とフィンランドの大学教員が持つ思想や価値観を調査しました。

 

詳しくは論文に執筆しておりますが、教育・研究と社会の関係(距離)に大きな違いがみられます。研究・教育を社会の中に置くか、外に置くか。また、(教育を通した)社会へのコミットへの考え方が異なります。少し前に実施していた研究になりますが、査読を通過していたヨーロッパの学会が財政基盤の関係で論文を発行出来なくなり、リバイスした上で別の学会へ投稿をいたしました。少し時間はかかりましたが、日の目を見ることが出来ました。ご関心があればご連絡いただけましたら幸いです。

 

 

 

 

 

 

2021/1/14

 

先日参加をした岐阜みらいカレッジが新聞に掲載されておりました。(写真は中日新聞の記事です)

 

 

「当選後の取り組み評価制度を」 市民団体が講演と討論」(岐阜新聞 1月9日)

「有権者と政治 コロナでも距離近く」(中日新聞1月10日)

 

 

引き続き、考えて参りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

2021/1/13

 

先日は「広告分析」の実践。附属で行った実践を美濃中学校の前田佳洋先生が再度デザインし、実施しました。

 

附属では4時間構成の授業を、美濃中では2時間構成へ。前者は「より良い広告のマニフェストを作成する」授業でしたが、今回は「広告を自分たちで定義づける」形へ。ともに2つの企業にZoomで参加を頂き、消費生活相談員の方も加わり、皆で対話を進める形で展開をしました。

 

授業では「広告が社会を創る」「企業評価の方法としての広告分析」など多くの視点が提示され、面白い展開となりました。前田先生、素晴らしい授業をデザイン・実施いただきありがとうございました。

 

今後は2月に予定されている省庁系の研究大会@東京で発表します。チームで準備を進めて参りたいと思います。関係の方々、刺激的な発表をつくってまいりましょう!

 

 

 

 

 

 

2021/1/12

 

週末、世間では連休とのこと。連日会議が行われました。

 

そのうち一つは東京開催の予定でしたが、全てオンライン。開始時間にパソコンの前にいるだけで問題ありません。以前は数時間(場合によっては1時間程度?)の会議のため1日かけて出張をしておりましたが、それも昔のこと。午前中に写真の川沿いをツーリングし、時間ギリギリにパソコンの前へ。とても効率よく時間を使うことができる様になりました。

 

岐阜の気温は5度以下。ただ、凛とした空気で気持ちよく、リフレッシュした休日を過ごすことができました。

 

 

 

 

 

2021/1/11

 

現在、大学の講義で模擬授業を行なっています。例年と異なり、講義の実施環境を変えながら、なんとか実践を進めています。

 

先日は、「思い込み」をテーマとした授業。バンクシーとストリートアートを比較し、芸術のあり方とそれを芸術とみなす我々や空気的な価値観や意識について検討をする授業でした。

 

フーコー的な「無意識の意識」については、以前岐阜高校(三浦教諭による実践)で実施したことがあります。まだまだ荒削りではありましたが、不寛容が広がる現代の空気感を受け、それを分析する授業でした。非常に面白い授業。楽しく拝見をいたしました。

 

 

 

 

 

2021/1/8

 

昨日は、工学部の高木朗義先生からお誘いを頂き、「岐阜みらいカレッジ」へ参加をさせて頂きました。本カレッジは、「オープンイノベーションによる地域社会の課題解決を目指した学びの場」です。今回のテーマは「あたなは知事選へどのように向き合いますか?」でした。

 

前段、ミニ講義として若者の政治意識についてお話しをさせて頂き、その後は皆で議論という流れでした。

 

参加者は10代から60代。今回が14回目とのことでしたが、とても活発な議論が繰り広げられました。高木先生がハブとなり、社会のネットワークを構築し、ある意味で新しい社会を創造しています。活動自体に大変共感をさせて頂いたことはもちろん、高木先生のような方と出会えたことに感謝をした会でした。

 

帰宅は深夜。写真の通り、人もいない白銀のキャンパスでしたが、頭は非常に冴え、色々と取り組みたいアイデアが湧き出てくる帰り道でした。高木先生、ありがとうございました!

 (岐阜みらいカレッジ https://www.facebook.com/gifu.mirai.college/

 

 

 

 

 

2021/1/7

 

先日、以下の記事が掲載されました。

 

「若者政治と距離模索」(岐阜新聞1月3日 朝刊)

 

私のゼミ生を中心に登壇を頂き議論をした内容です。当日は、「政治へ期待すること」「自身と政治のつながり」など記事になっていない点を含め、多くを議論しておりました。特に、(掲載はありませんが)当日学生らが指摘をしていた「身近な政治(自身の切実性に関わる社会問題など)を考えることの重要性」は大事な点だと思いました。その議論の場として地域や家族ではなく、SNSの存在を指摘していました。つまり、「若者は「政治離れ」していない」という議論です。

 

団塊の世代とZ世代を分断的に語ることは意味を持たないと考えています。引き続き考えてまいりたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021/1/5

 

年末、写真の講義を担当いたしました。全学的な講義で、履修者は少人数ですが3時間議論を行う演習です。私のテーマは「学校の学びは社会と繋がっている?」でした。

 

内容は、音楽と社会の関係を分析。私から分析の方法論を提示し、音楽に隠れた政治や社会を自由に読み解いてもらいました。

 

Mr.Childrenのようなメジャーなアーティストを取り上げる学生、アニメの曲や米国のHip Hopの分析など、面白いものが多くありました。夜遅い時間ではありましたが、議論は白熱。途中「音楽は誰がつくっているのか」「音楽や芸術の社会的な役割」、また「(色々と展開する中で)学校や教育の社会的機能」という議論へ。参加学生全員が理工系でしたので、色々と教えてもらいながら面白い議論となりました。

 

 

 

 

 

 

2021/1/3

 

所属しているヨーロッパの研究チームのメーリングリストがクリスマス近辺から頻繁に動いております。内容は世界各地のロックダウンと、Brexitについて。

 

メールはフランス、英国、ラトビア、ポーランド、オーストリアなど、様々な場所で展開されているロックダウンや外出規制の状況を伝えてくれています。面白いのは、各種メディアの一部で流れる「暴動やデモ」とは全く異なる様子で勉強になっております。

 

Brexitも同様。メールでは選挙結果(EU離脱への合意)と民意のズレをどのように考えるか、議論が展開。確かに、これは私自身も2年前に英国で在外研究をしていた際も同様のことを肌で感じました。

 

エラスムスネットワークの関係から、1月以降、ヨーロッパでの共同研究はフェーズが変わります。特に、Grantの申請が大きく変わってきます。ある英国の研究者は1月にヨーロッパの別の国へ移住するとのこと。(現在、彼を中心にgrantを申請しています。これもどうなってしまうか心配ですが・・・)。今動いている研究組織を維持するためにも、戦略を立て直す必要がありそうです。(写真は英国在住時に頻繁に滞在した近くの公園です)

 

 

 

 

 

2021/1/1

 

新年、明けましておめでとうございます。

 

岐阜は白銀の世界。凛とした空気を纏う雪の正月。身の引き締まる初日となりました。

 

本ブログも8年目に入りました。引き続き、教育や研究を中心に様々な情報を発信をさせて頂きたいと思います。本年も何卒ご指導の程、よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

以下、過去のブログへのリンクです。